ソーフィン・ロウル
ソーフィン・ロウル (Thorfinn Rowle) は、ヴォルデモートに仕えた死喰い人です。ブロンドの大男で、マグルのロンドンでハリー・ポッターたちを襲って取り逃がし、その罰にヴォルデモートから折檻を受けました[1]。
名前: ソーフィン・ロウル(Thorfinn Rowle)
性別: 男性
種: 人間・魔法族
団体: 死喰い人
来歴
トテナム・コート通りのカフェ
ヴォルデモートが魔法省を掌握したあと、ハリー・ポッターとロン・ウィーズリー、ハーマイオニー・グレンジャーの3人はマグルのロンドンに身を隠し、トテナム・コート通りの二十四時間営業のカフェに入りました。そこへがっちりした労働者風の男が二人入ってきて、隣のボックス席に座ります。ハーマイオニーがバッグへ手を伸ばした瞬間、二人は同時に杖を抜きました[1:1]。
透明マントで姿を隠していたハリーの失神呪文が、ブロンドで大柄なほうの男の顔をとらえ、男はベンチに大の字になって倒れます。もう一人はハーマイオニーの金縛りの術で床に固まりました。ハリーが杖を拾って倒れた男に近づくと、ロンが二人の正体を言い当てます[1:2]。
「そいつはドロホフだ」ロンが言った。「昔、お尋ね者のポスターにあったのを覚えてる。大きいほうは、たしかソーフィン・ロウルだ」
ハリーは二人を殺さずに記憶を消すことを選びました。ハーマイオニーがまずドロホフに忘却術をかけ、ハリーは続けて「もう一人とウェイトレスもやってくれ」と頼んでいます[1:3]。
ヴォルデモートの折檻
その夜、ハリーは傷痕の痛みを通してヴォルデモートの心をのぞきました。暖炉の明かりだけの細長い部屋で、大柄なブロンドの死喰い人が床で身もだえして叫び声を上げ、それを見下ろすように杖を突き出した細い姿が立っています[1:4]。
「まだまだだ、ロウル。それともこれで終いにして、おまえをナギニの餌にしてくれようか? ヴォルデモート卿は、今回は許さぬかもしれぬぞ……ハリー・ポッターにまたしても逃げられたと言うために、俺様を呼び戻したのか? ドラコ、ロウルに我々の不興をもう一度思い知らせてやれ……さあ、やるのだ。さもなければ俺様の怒りを、おまえに思い知らせてくれるわ!」
罰を引き継ぐよう命じられたのはドラコ・マルフォイでした。崩れた薪が燃え上がった明かりが、顎の尖った蒼白な顔を照らし出しています[1:5]。
マルフォイの館での言及
のちにハリーたち3人が捕らえられてマルフォイの館へ連れて行かれたとき、ルシウス・マルフォイは闇の帝王を呼び出そうとします。ナルシッサ・マルフォイはそれを押しとどめ、ロウルの身に起きたことを引き合いに出しました[2]。
「でも、これはオリバンダーの話とは違います……もしも私たちが間違いを犯せば、もしも闇の帝王を呼び戻しても無駄足だったら……ロウルとドロホフがどうなったか、覚えていらっしゃるでしょう?」
禁じられた森
ハリーが死を受け入れて禁じられた森へ入っていったとき、空き地の焚き火のまわりにはヴォルデモートと死喰い人たちが集まっていました。ロウルもその一人でした[3]。
フェンリール・グレイバックが、長い爪を噛みながら忍び歩いている姿や、ブロンドの大男ロウルが出血した唇を拭っているのが見えた。
木に縛りつけられていたルビウス・ハグリッドが、身をよじりながら「ハリー! やめろ!」と叫びます[3:1]。
「黙れ!」ロウルが叫び、杖の一振りでハグリッドを黙らせた。
外見
ブロンドの髪をした大柄な男性です。マグルのカフェに現れたときは、がっちりした労働者風の身なりをしていました[1:6]。
登場・言及箇所
- 『ハリー・ポッターと死の秘宝』
- 第9章「隠れ家」
- 第23章「マルフォイの館」
- 第34章「再び森へ」