サングィニ
サングィニ (Sanguini) は、吸血鬼です。1996年12月、『血兄弟―吸血鬼たちとの日々』の著者エルドレド・ウォープルに連れられて、ホラス・スラグホーンがホグワーツで開いたクリスマス・パーティに出席しました[1]。ハリー・ポッターが小説のなかで出会う吸血鬼は、サングィニだけです[2]。
名前: サングィニ(Sanguini)
性別: 男性
種: 吸血鬼
スラグホーンのクリスマス・パーティ
1996年12月、クリスマス休暇に入る前夜、スラグホーンは自室でパーティを開きました。吸血鬼が来るという話は事前に伝わっており、ハリーは会場へ向かう道すがらルーナ・ラブグッドにそのことを尋ねています。ハリーとルーナが部屋に入ると、スラグホーンはハリーの腕をつかんで人混みのなかへ導き、自分の昔の教え子であるウォープルと、その友人のサングィニに引き合わせます[1:1]。
「ハリー、こちらはわたしの昔の生徒でね、エルドレド・ウォープルだ。『血兄弟―吸血鬼たちとの日々』の著者だ――そして、もちろん、その友人のサングィニだ」
ウォープルがハリーの手を熱烈に握ったのに対して、サングィニは首を傾けただけの挨拶で、かなり退屈している様子でした。周りには興味津々の女子生徒がガヤガヤ群がり、興奮しています。ウォープルがハリーに伝記を書かせてほしいと持ちかけている間、サングィニはかなり飢えた目つきで、その女の子たちの群れにじりじり近づいていきました。ウォープルは急に厳しい口調になって「サングィニ! ここにいなさい!」と制し、そばを通った屋敷しもべ妖精から肉入りパイをひとつ取ってサングィニの手に押しつけると、またハリーに向き直りました[1:2]。
外見
背が高くやつれていて、眼の下に黒い隈がありました[1:3]。
ハリーが出会う唯一の吸血鬼
吸血鬼は魔法界に存在し、ハリーたちも闇の魔術に対する防衛術で学んでいます。ただし物語のうえで重要な役割は与えられていません。J.K.ローリングは、吸血鬼にまつわる神話が文学や映画でたびたび取り上げられてきたために自分が付け足せるものはほとんどないと感じたこと、そして吸血鬼が東欧の伝説であるのに対し、自分はハリーの敵役を英国の神話や伝承から得るよう心がけていたことを、その理由に挙げています[2:1]。
ですから、たまたま会話に出てきたものを除くと、ハリーが小説の中で出会う吸血鬼は、『謎のプリンス』のパーティの場面でどことなくコミカルな姿を見せるサングィニただ1人となります。
登場・言及箇所
- 『ハリー・ポッターと謎のプリンス』
- 第15章「破れぬ誓い」
- ポッターモア
- 「吸血鬼」