コルネリウス・アグリッパ
コルネリウス・アグリッパ (Cornelius Agrippa) は、15世紀から16世紀にかけての魔法使いです。著作が原因でマグルに投獄されました[1]。蛙チョコレートのカードの1枚で、原作にはロン・ウィーズリーが持っていないカードとして名前が出てきます[2]。
筆禍でマグルに投獄された魔法使い
アグリッパについて分かっているのは、蛙チョコレートのカードの文面と生没年だけです[1:1][3:2]。
アグリッパは筆禍でマグルに投獄された名高い魔術師。
何を書いたのか、いつどこで投獄されたのかは語られていません。生没年は1486年から1535年で、ポッターモアの年表と蛙チョコレートのカードのEA版がともに同じ年を記しています[3:3][4]。
蛙チョコレートのカード
- かつてポッターモアで集めることができた、コルネリウス・アグリッパのカード
1991年9月1日、ハリー・ポッターはホグワーツ特急の車内ではじめて蛙チョコレートを買い、ロン・ウィーズリーにも分けました。ロンはカードを500枚ほど持っていましたが、そのなかにアグリッパはありませんでした[2:1]。
「そうか、君、知らないよね……チョコを買うと、中にカードが入ってるんだ。ほら、みんなが集めるやつさ――有名な魔法使いとか魔女とかの写真だよ。僕、五百枚ぐらい持ってるけど、アグリッパとプトレマイオスがまだないんだ」
ハリーに蛙チョコを分けてもらうとき、ロンは「アグリッパが当たるかもしれない」と期待しています[2:2]。このあと集まったのはダンブルドア、モルガナ、ウッドクロフトのヘンギスト、アルベリック・グラニオン、キルケ、パラセルサス、マーリンのカードで、そのなかにアグリッパはありません[2:3]。
原作にアグリッパの名が出てくるのは、この場面のロンの台詞3か所だけです[2:4]。いずれも姓のみの言及で、フルネームは本文に出てきません。
実在のアグリッパ
ハインリヒ・コルネリウス・アグリッパ (Heinrich Cornelius Agrippa) は、1486年9月14日、神聖ローマ帝国のケルン(一説にはケルン近郊のネテスハイム村)に生まれた人文主義者・魔術思想家です。ケルン大学で法律・医学・哲学・語学を修め、神聖ローマ皇帝マクシミリアン1世に軍人として仕えました。魔術・占星術・錬金術を体系化した『隠秘哲学について』三部作をはじめとする著作で知られますが、その主張をめぐって各地で当局や教会と衝突し、追放や攻撃を受けています。1535年2月18日、フランスのグルノーブルで死去しました。
蛙チョコレートのカードが記す1486年から1535年という生没年は、この人物のものと一致します。
名前の表記
名の日本語表記は資料によって割れており、ポッターモアの日本語版が「コルネリウス・アグリッパ」とするのに対し、蛙チョコレートのカードのEA版は「コーネリアス・アグリッパ」としています[1:2][4:1]。
原作でロンが口にするのは姓の「アグリッパ」だけです[2:5]。
登場・言及箇所
- 『ハリー・ポッターと賢者の石』
- 第6章「9と3/4番線からの旅」
- 蛙チョコレートのカード
- 「コーネリアス・アグリッパ」(EA版 2番)
- ポッターモア
- 「コルネリウス・アグリッパのカード」
- 「Timeline of the Wizarding World」
