ジェマ・ファーレイ
ジェマ・ファーレイ (Gemma Farley) は、ホグワーツ魔法魔術学校のスリザリン寮の監督生です。組分けでスリザリンに入った新入生に向けて、歓迎の言葉を述べました[1]。
名前: ジェマ・ファーレイ(Gemma Farley)
性別: 女性
種: 人間・魔法族
出身校: ホグワーツ魔法魔術学校(スリザリン寮)
肩書き: 監督生
新入生を迎える監督生
ファーレイについて分かっているのは、この歓迎の言葉で本人が語ったことだけです。生没年も血統も学年も語られていません[1:1]。
おめでとう!私は監督生のジェマ・ファーレイ、スリザリン寮に心から歓迎するわ。スリザリンの紋章は生物の中でも最も賢い蛇、寮の色はエメラルドグリーンと銀、談話室は地下牢の隠された入り口の奥よ。すぐに目にすると思うけど、談話室の窓はホグワーツ湖の水中に面しているわ。よく巨大イカが水を吐きながら通りすぎていくし、ときにはもっと面白い生物を見れるわ。神秘的な沈没船といった趣でみんな気に入ってるのよ。
歓迎の言葉では、寮の紋章と寮色にはじまり、地下牢の隠された入口の奥にある談話室、寮のゴースト「血みどろ男爵」との付き合い方、2週間ごとに変わる合言葉、緑の絹の掛け布がついた四本柱のベッドが並ぶ寝室までを新入生に説明します[1:2]。談話室の詳細はスリザリン寮を参照してください。
合言葉については、掲示板に気を配ること、他寮の生徒を談話室に連れてこないこと、合言葉を教えないことを新入生に指示し、談話室には7世紀以上も部外者が立ち入っていないと述べています[1:3]。
監督生を務めた時期
歓迎の言葉は四寮ぶんが書かれており、グリフィンドール寮の語り手は監督生のパーシー・ウィーズリーです。パーシーは自分の話を切り上げる理由として、これからハリー・ポッターたちを寝室へ案内するのだと述べています[2]。
そんなに長くは引き留めないよ、だって僕がハリー・ポッターと彼の友人たちを部屋に連れて行くのに付いて来さえすれば、寮について必要なことはすべてわかるからね。
パーシーが新入生を談話室へ連れていったのは、ハリーが組分けされた1991年9月1日の夜です[3]。四寮の歓迎の言葉が同じ夜のものだとすれば、ファーレイが監督生を務めていたのもこの時期ということになります。スリザリン版そのものには時期を示す記述がないため、これはグリフィンドール版から導いた推定です[1:4]。
闇の魔術をめぐる誤解への反論
ファーレイがまっさきに取り上げるのは、スリザリン生は全員が闇の魔術にのめり込んでいる、曽祖父が有名な魔法使いでなければ相手にされない、といった噂です。彼女はこれを競合する寮の言い分として退けたうえで、闇の魔法使いを出したこと自体は認めます[1:5]。
確かに、スリザリンが闇の魔法使いを出したことは否定しないけど、それは他の 3 つの寮だって同じこと。他の寮はそれを認めないだけなの。それに、伝統的に代々魔法使いの家系の生徒を多く取ってきたのも本当だけど、最近では片親がマグルという生徒も大勢いるのよ。
続けて、他の3寮があまり持ち出さない事実としてマーリンを挙げます[1:6]。
他の 3 つの寮があまり触れたがらない、あまり知られていない事実を教えてあげる。マーリンはスリザリン生だったの。そう、かのマーリン、史上最も有名な魔法使いが! マーリンは知識のすべてをこの寮で学んだのよ!
そのうえで、マーリンの足跡を継ぐのと、自動泡立ち布巾を発明したハッフルパフ生エグランティーヌ・パフェットの古机に座るのとどちらがよいかと新入生に問いかけ、答えを待たずに「やっぱりね」と話を進めます[1:7]。
スリザリン生の気質
ファーレイは、闇の魔法にまつわる評判のせいで他の生徒からの敬意に恐怖が混じっていることを認めつつ、それを利点として語ります。あらゆる呪いを知っていると思わせておけば、スリザリン生の筆箱を盗もうとする者はいないというわけです[1:8]。
でも私たちは悪人ではないわ。私たちは紋章と同じ、蛇なの。洗練されていて、強くて、そして誤解されやすい。
仲間を守る寮であることの説明では、レイブンクローを引き合いに出します。レイブンクロー生は成績のために互いを蹴落とすが、スリザリン生は皆兄弟なのだといいます[1:9]。
たとえば、スリザリンは仲間の面倒を見るけど、これはレイブンクローだったら考えられないことね。連中は信じられないようなガリ勉集団というだけでなく、自分の成績を良くするために互いを蹴落とすことで知られているわ。逆に、スリザリンでは皆兄弟よ。
締めくくりに、サラザール・スリザリンが生徒に求めたものを持ち出し、新入生一人ひとりに偉大になる可能性があると説きます[1:10]。
だってサラザール・スリザリンが、彼の選ばれし生徒に何を求めていたか知ってる? 偉大なる者の種よ。あなたがこの寮に選ばれたのは、文字どおり偉大になる可能性があるから。
談話室に特別な運命がありそうに見えない生徒がいたとしても、それは胸にしまっておくよう釘を刺します。組分け帽子がこの寮に入れた以上、その生徒にも偉大な部分があるからです[1:11]。
グリフィンドールとの関係
歓迎の言葉の終盤で、ファーレイはグリフィンドールに触れます[1:12]。
多くの人がスリザリンとグリフィンドールはコインの両面だって言うけど、私に言わせれば、グリフィンドールなんてスリザリンの後追いをしているだけよ。
その一方で、サラザール・スリザリンとゴドリック・グリフィンドールは同じような生徒を大切にしたという説にも触れ、自分たちが思う以上に似ているのかもしれないと述べます。ただしそれは馴れ合う理由にはならないとして、両寮が互いをやっつけたがっていること、そしてスリザリンのほうが少しだけそれを好んでいることを付け加えます[1:13]。
登場・言及箇所
- ポッターモア
- 「スリザリン寮 歓迎の言葉」