ミネルバ・マクゴナガル
原作7巻とポッターモア・『エッセイ集ホグワーツ勇気と苦難と危険な道楽』にもとづいて書かれています。年表の一部の年は、作中の記述からの逆算による推定です(該当箇所に明記しています)。
ミネルバ・マクゴナガル (Minerva McGonagall) は、ホグワーツ魔法魔術学校の変身術の教授です。グリフィンドール寮の寮監と副校長を務め、第二次魔法戦争のあとに校長となりました[1]。トラ猫の動物もどきでもあり、その姿は魔法省の動物もどき登録簿に登録されています[2]。
来歴
生い立ち
ミネルバはスコットランド長老教会の牧師ロバート・マクゴナガルと、ホグワーツで学んだ魔女イソベル・ロスのあいだに生まれた第一子で、ひとり娘でした。育ったのはスコットランドのハイランド地方です[2:6]。
両親の結婚には秘密がありました。イソベルは同じ村の人々と同じく夫からも、イングランドの女子全寮制学校に通っていると思われていましたが、実際に何か月も家を空けて向かっていた先はホグワーツでした。両家の反対を押し切って駆け落ちしたイソベルは、呪文学を首席で修めたことも、クィディッチのチームキャプテンだったことも、新婚の幸福を壊せずに打ち明けられないままでいます[2:7]。
ミネルバという名は、母方の祖母にちなんで母がつけたものでした。魔法界を捨てた寂しさから、偉大な魔女だった祖母の名を娘に譲ることに母は固執したのです。しかしこの風変わりな名は村では受け入れられず、牧師である父は教区民に妻の選択を説明できませんでした[2:8]。
ミネルバ自身も、生まれてまもない時期から魔法の兆候を見せています。棚の上に置かれた玩具がベビーベッドの中で見つかり、飼い猫は言葉を話せない赤ん坊の意を汲んで動き、父のバグパイプが離れた部屋でひとりでに鳴りました[2:9]。
やがて母は杖を取り出して自分の正体を明かします。父の愛情は変わりませんでしたが、長年秘密にされていたという事実に深く衝撃を受け、正直であることを誇りにしてきた彼は、性に合わない秘密の人生に引き込まれることになりました。夫婦の信頼は壊れ、聡明で観察力の鋭いミネルバはそれを悲しみとともに見ています[2:10]。
弟が2人生まれ、どちらにも魔力がありました。ミネルバは母を助けて弟たちに魔法をひけらかさないよう言い聞かせ、彼らの魔法が起こす事故を父の目から隠しました。気質はマグルの父に似ており、父とはとりわけ近しい関係でした[2:11]。
11歳の誕生日にホグワーツの入学許可証が届いたとき、母が泣いたことをミネルバは忘れませんでした。その涙が誇りだけでなく妬みでもあることを、彼女は分かっていたのです[2:12]。
ホグワーツでの学生時代
魔法をめぐって家族が苦労してきた子どもにとってしばしばそうであるように、ミネルバにとってホグワーツは解放の場所でした[2:13]。
入学初日から人目を引きます。組分け帽子がレイブンクローとグリフィンドールのあいだで5分半も迷い続けたのです。ハリー・ポッターが個人的に知る本物の「組分け困難者」は、ミネルバとピーター・ペティグリューの2人だけでした[4]。のちにフィリウス・フリットウィックも同じように帽子を迷わせながら逆の結論に至ったと分かり、2人の寮監は、あの数分がなければ立場が入れ替わっていたかもしれないと面白がったそうです[2:14]。
学年で最も傑出した生徒とすぐに認められ、とりわけ変身術に才を示しました。母の才能と、父ゆずりの鉄のような道徳感覚をあわせ持っていたといいます。のちにハッフルパフ寮の寮監となるポモーナ・スプラウトとは在学が2年重なり、当時もその後も良好な関係が続きました[2:15]。
卒業までに残した記録は、O・W・LとN・E・W・Tでの最高点、監督生、首席、そして『変身現代』の最優秀新人賞というものでした。変身術の教師だったアルバス・ダンブルドアの手ほどきで動物もどきにもなり、目の周りに四角い眼鏡の模様があるトラ猫という姿は、魔法省の動物もどき登録簿に正式に登録されています[2:16]。
母と同じくクィディッチの名手でもありました。ただし最終学年、優勝杯の行方が決まるグリフィンドール対スリザリン戦で反則を受けて落下し、脳震盪と肋骨数本の骨折を負います。このときから、スリザリンがクィディッチで叩きのめされるのを見ることがミネルバの生涯の願いになりました。卒業後に選手はやめましたが、寮のチームの成績には強い関心を持ち続け、クィディッチの才能を見抜く目を保ちます[2:17]。
若き日の失恋
卒業後、ロンドンへ発つ前の最後の夏を家族と過ごしました。魔法省の魔法法執行部に職を得ていたのです。ところがこの数か月が人生でもっとも苦しい時期になりました。18歳のミネルバは、母と同じようにマグルの青年と恋に落ちたのです[2:18]。
相手は地元の農場主の息子ドゥガル・マクレガーでした。ハンサムで聡明で愉快な青年で、ミネルバとは笑いのつぼが同じで、激しく議論を戦わせ、互いの奥底を探り合いました。気づいたときにはドゥガルは耕された畑で膝をつき、ミネルバはその求婚を受け入れていました。ミネルバの生涯で、我を忘れたと言える唯一の時期でした[2:19]。
しかし婚約を両親に告げようとしてもできず、その夜は一睡もできませんでした。ドゥガルは彼女の正体を知りません。ミネルバは、そうした結婚がどうなるかを両親の姿で間近に見てきました。結婚すれば野心はすべて潰え、杖はしまい込まれ、子どもたちは父にすら嘘をつくよう教えられることになります[2:20]。
翌朝早く、ミネルバは家を抜け出して婚約を撤回しに行きました。国際機密保持法を破れば、彼のために捨てようとしている職まで失います。だからまともな理由は説明できませんでした。打ちのめされた彼を残し、3日後にロンドンへ発ちます[2:21]。
魔法省でのキャリア
新しい住まいと職場をミネルバはあまり好きになれませんでした。同僚のなかには根深い反マグルの偏見を持つ者がおり、マグルの父を敬愛し、なおドゥガルを愛していた彼女にはそれが耐えがたかったのです。有能な職員で、はるかに年長の上司エルフィンストーン・ウルクァートを慕ってもいましたが、ロンドンでは幸せになれず、スコットランドを恋しく思いました[2:22]。
2年後、名誉ある昇進の話を持ちかけられたミネルバは、それを断ります。そしてホグワーツにふくろうを送り、教職に空きはないかと尋ねました。ふくろうは数時間で戻り、学科主任アルバス・ダンブルドアのもとで変身術を教える職を提示していました[2:23]。
ダンブルドアとの友情
学校はミネルバの帰還を喜んで迎えました。仕事に打ち込み、厳格だが優れた教師と認められます。ドゥガルからの手紙はベッドの下の箱にしまい込みましたが、そこに杖をしまい込むよりましだと自分に言い聞かせていました[2:24]。
そのミネルバも、ドゥガルが別の農場主の娘と結婚したと知ったときには衝撃を受けます。母が地元の近況を伝える手紙のなかに、なんの気なしに書いていたのです。その夜遅く、教室で泣いているところをダンブルドアに見つかり、ミネルバはすべてを打ち明けました。ダンブルドアは慰めと知恵を与え、彼女の知らなかった自らの家族の話をします。自制心が強く、自分をさらけ出さない2人が秘密を交わしたこの夜が、長年にわたる互いへの敬意と友情の基礎になりました[2:25]。
1945年にダンブルドアがゲラート・グリンデルバルドと対決してこれを倒す決断を下したとき、それがダンブルドアにとってどれほど辛いことだったかを知り得た、あるいは想像し得た人はごく少数でした。ミネルバはそのひとりです[1:7]。
結婚
ホグワーツに勤めはじめたころも、ミネルバは魔法省時代の上司エルフィンストーン・ウルクァートと友人でした。休暇でスコットランドを訪れた彼はマダム・パディフットの喫茶店で求婚しますが、まだドゥガルを愛していたミネルバは大いに驚き、当惑して断ります[2:26]。
エルフィンストーンは想い続け、断られても折にふれて求婚を繰り返しました。やがてドゥガルの死が、痛ましくもミネルバを解き放ったように見えます。ヴォルデモートが最初に敗れてまもない夏、白髪になったエルフィンストーンがホグワーツの湖畔の散歩中に改めて求婚したとき、ミネルバはこれを受け入れました。退職していた彼は我を忘れるほど喜び、ミネルバが毎日通いやすいようホグズミードに小さなコテージを買います[2:27]。
何代もの生徒に「マクゴナガル先生」として知られてきたミネルバは、フェミニストに近い考えの持ち主でもあり、結婚後も自分の姓を通すと宣言しました。伝統を重んじる者たちは、なぜ純血の姓を受け入れずマグルの父の姓を保つのかと軽蔑の目を向けます[2:28]。
結婚生活は短く終わる運命でしたが、非常に幸福なものでした。2人に子はなく、弟たちの子である甥や姪がしばしば家を訪れています。結婚3年目、エルフィンストーンが毒触手草に噛まれて事故死しました。コテージにひとり残ることに耐えられなかったミネルバは、葬儀のあと荷物をまとめ、2階の研究室の壁の隠し扉から入る石床の質素な寝室に戻ります。気丈でひとりを好む性格の彼女は、すべての力を仕事に注ぎました。その苦しみの大きさを知る者は、おそらくダンブルドアのほかにほとんどいませんでした[2:29]。
第一次魔法戦争
ミネルバは若き日のトム・リドルを教えてはいませんでしたが、ダンブルドアがリドルに抱いていた不安と疑いを個人的に聞いていました[1:8]。
ヴォルデモートが最初に力を得た時期、ミネルバはまだ不死鳥の騎士団の団員ではありません。当時の騎士団は魔法省から反乱分子とみなされており、歴代の大臣はダンブルドアのカリスマ性と魔法の才能が自分の地位を脅かすことを恐れていました。それでもミネルバの動物もどきの能力は闇の時代に役立ちます。生徒たちの知らないところで、毎夜トラ猫の姿になって魔法省のためのスパイ活動を行い、ヴォルデモートの手下の動きに関する情報を闇祓いにもたらしました[1:9]。
この時期、ミネルバも身近な人を次々に失っています。弟のロバート、お気に入りの生徒だったリリー・エバンズとジェームズ・ポッター、そしてドゥガル・マクレガー。ドゥガルは死喰い人による無差別のマグル襲撃で、妻子とともに殺されました。この知らせに大きな衝撃を受けたミネルバは、もし自分が彼と結婚していれば命を救えただろうかと自問しています[1:10]。
『賢者の石』の年(1991年‐1992年)
ヴォルデモートが倒れた翌日、ミネルバはプリベット通りの塀の上にいました。トラ猫の姿のまま朝から夕方まで動かず、ダーズリー家の様子をうかがっていたのです。夜になって現れたダンブルドアは、猫の座り方が硬すぎるという理由だけで彼女を見破りました[5]。
ポッター夫妻の死とハリーが生き延びたという噂を、ミネルバはダンブルドアの口から聞くまで信じようとしませんでした。そして、ハリーをダーズリー家に預けるという決定には正面から反対します[5:1]。
「ダンブルドア、だめですよ。今日一日ここの住人を見ていましたが、ここの夫婦ほど私たちとかけ離れた連中はまたといませんよ。それにここの息子ときたら――母親がこの通りを歩いている時、お菓子が欲しいと泣きわめきながら母親を蹴り続けていましたよ。ハリー・ポッターがここに住むなんて!」
手紙一通で事情を説明できると思うのかとも詰め寄り、ハリーが伝説になること、いずれ「ハリー・ポッター記念日」ができるかもしれないと言い当てています[5:2]。
10年後、ハリーのもとに届いたホグワーツの入学許可証には、副校長としてミネルバの署名がありました[6]。1年生を出迎えて寮制度を説明し、組分けの儀式を進めたのも彼女です[7]。
変身術の最初の授業で、ミネルバは自分の机を豚に変えて元に戻してみせました。厳格で聡明、逆らってはいけない教師だとハリーはすぐに見て取ります[8]。グリフィンドールの寮監でありながら、寮生にも容赦なく宿題を出しました[8:1]。
学校のどの教師よりも早くもめごとを察知する人でもあります[9]。飛行訓練の最中にハリーが箒で急降下したときも、真っ先に駆けつけました。ところが罰するどころか、ミネルバはハリーをグリフィンドールのシーカーに推薦します。1年生は代表選手になれないという規則をダンブルドアに掛け合って曲げるとまで言い、その理由に前年スリザリンに完敗したことを挙げました。負けてから数週間、スネイプの顔をまともに見られなかったというのです[9:1]。学生時代にスリザリンとの試合で大怪我を負って以来の、スリザリンに勝ちたいという願いがここに出ています[2:30]。このときミネルバはハリーに、父ジェームズも優れたクィディッチ選手だったと伝え、「あなたのお父様がどんなにお喜びになったことか。お父様もすばらしい選手でした」と言いました[9:2]。
ハロウィーンのトロール騒ぎでは、自分がトロールを探しに行ったというハーマイオニーの作り話を信じて彼女から5点を減点する一方、ハリーとロンには「大人の野生トロールと対決できる一年生はそうざらにはいません」として5点ずつ与えています[10]。クィディッチの初戦ではリー・ジョーダンの実況を隣で監視し[11]、クリスマスにはフリットウィックと大広間を飾りつけ、祝宴で酔ったハグリッドに頬へ口づけされました[12]。
賢者の石を守る仕掛けには、スプラウトやフリットウィックらとともに参加し、巨大なチェスの駒に生命を与えました[13][14]。ハグリッドのドラゴンをめぐって深夜に出歩いた生徒たちを捕らえたのもミネルバです。タータンチェックの部屋着にヘアネットという姿でマルフォイの耳をつかみ[13:1]、ハリーたち3人とネビルには各50点、計150点の減点と罰則を科しました[15]。
学年末、石が狙われていると訴えるハリーを、ミネルバは退けました。ダンブルドアは魔法省に呼び出されて不在で、石は「磐石の守り」だというのです[14:1]。
「ダンブルドア先生は、明日お帰りになります。あなたがたがどうしてあの『石』のことを知ったのかわかりませんが、安心なさい。磐石の守りですから、誰も盗むことはできません」
それでも仕掛け扉へ近づこうとする3人に激怒し、次はさらに50点減らすと警告しています[14:2]。学年末の宴では、7年ぶりにグリフィンドールが寮杯を取り、ミネルバはスネイプと握手を交わしました[16]。
『秘密の部屋』の年(1992年‐1993年)
学年の初め、空飛ぶ車で暴れ柳に突っ込んだハリーとロンを、ミネルバはスネイプの部屋で問い詰めました。ハリーがそれまで見たことがないほど怒っていたといいます[17]。2人の退学を求めるスネイプに、ダンブルドアは処分を決めるのはマクゴナガルだと告げました。生徒が彼女の寮に属する以上、彼女の責任だからです。結局ミネルバは、学期が始まる前の出来事だというハリーの理屈に鋭い一瞥を返しながらも減点はせず、罰則だけを科しました。そのうえで杖を振ってサンドイッチとかぼちゃジュースを出し、食べてから寮に戻るよう命じています[17:1]。
学年の初めに時間割を配り、変身術の授業では甲虫をボタンに変える課題を出しています。ミネルバの授業は例年きついものでした[18]。
罰則の中身を決めるのも寮監の仕事でした。ロンにはフィルチの監督下で優勝杯陳列室の銀磨きを魔法なしで、ハリーにはロックハートのファンレターの返事書きを割り当てています。ロックハートが名指しでハリーを求めたためでした[19]。
この年、ミネルバがハリーを庇う場面が続きます。ミセス・ノリスが石化された夜、ハリーをクィディッチから外すべきだというスネイプの主張には正面から反対しました[20]。
「私には、この子がクィディッチをするのを止める理由が見当たりませんね。この猫は箒の柄で頭を打たれたわけでもありません。ポッターが悪いことをしたという証拠は何一つないのですよ」
コリン・クリービーが石化された夜には、ダンブルドアとともに医務室へ運び込み、ダンブルドアがたまたまホットチョコレートを取りに階下へ向かっていなければどうなっていたかと身震いしています[21]。ジャスティン・フィンチ-フレッチリーとほとんど首なしニックが襲われたときは、その場を収拾してニックを運ぶための大きな扇を出現させ、ハリーを校長室へ連れて行きました。このときは「ポッター、私の手に負えないことです」とだけ告げています[22][23]。
バレンタインデーには、飾りつけを得意げに仕切るロックハートを、教職員席から頬に筋を立てて見ていました[24]。
2件目の二重襲撃でハーマイオニーが石化されると、ミネルバはクィディッチの試合を中止させ、拡声器で全校生徒を寮へ戻しました[25]。ハリーとロンに石化した友人を見せる際は、いつになく穏やかな声で前置きしています。グリフィンドール生への訓示では、詰まった声で「私はこれほど落胆したことはありません」と述べ、犯人が捕まらなければ学校は閉鎖されるだろうと告げました[25:1]。
それでも試験は予定どおり実施すると告げ、生徒たちの不満に眉をひそめる人でもあります[26]。マンドレイクが刈り取れる状態になったという報せを朝食の席で伝えたのもミネルバでした[26:1]。その直後、廊下でハリーとロンを捕まえたときの反応は、ふだんの彼女とは違っていました[26:2]。
「そうでしょうとも。襲われた人たちの友達が、一番辛い思いをしてきたことでしょう……。よくわかりました。ポッター、もちろん、いいですとも。ミス・グレンジャーのお見舞いを許可します。ビンズ先生には、私からあなたたちの欠席のことをお知らせしておきましょう。マダム・ポンフリーには、私から許可が出たと言いなさい」
罰則を免れた2人が角を曲がったとき、ミネルバが鼻をかむ音がはっきり聞こえたといいます[26:3]。
その夜、ジニー・ウィーズリーが秘密の部屋へ連れ去られました。ミネルバは教職員にそれを告げ、翌日には全生徒を帰宅させるほかないと述べます。同じ場で、日ごろ大口を叩いていたロックハートの言葉を逆手に取り、怪物退治を一人でやらせることにして教職員室から追い払いました[26:4]。
ジニーが無事に戻ったとき、ミネルバは胸を押さえて大きく息をついていました。ハリーに説明を促す際には「その間、約百の校則を粉々に破ったと言っておきましょう」と付け加えることも忘れていません[27]。
『アズカバンの囚人』の年(1993年‐1994年)
汽車の中で吸魂鬼に倒れたハリーを、ミネルバは自分の部屋へ呼びました。ルーピンからのふくろう便で事情はすでに把握しており、マダム・ポンフリーに医務室で休ませるべきか尋ねています。同じ日、ハーマイオニーとも個別に面談し、彼女は何かとても嬉しそうな様子で部屋から出てきました[28]。
この年、ハーマイオニーは逆転時計を使ってすべての授業に出ていました。新学期の初日にミネルバから受け取ったもので、貸し出しのために魔法省へ何通もの手紙が書かれています。ミネルバは誰にも言わないと誓わせ、時間に干渉した魔法使いに起きた惨事についても語りました[29]。
変身術の授業では、ミネルバは自分が動物もどきに変身してみせるのが常でした。ところがこの年は、トレローニーがハリーの死を予言した直後で生徒たちが上の空だったため、変身に拍手が起きませんでした。そんなことは初めてだ、と彼女は言っています[30]。事情を聞いたミネルバの反応は、トレローニーに対する評価をそのまま示すものでした[30:1]。
「『占い学』というのは魔法の中でも一番不正確な分野の一つです。私があの分野に関しては忍耐強くないということを、皆さんに隠すつもりはありません。真の予言者はめったにいません。そしてトレローニー先生は……」
トレローニーが着任して以来毎年ひとりの生徒の死を予言しているが、まだ誰も死んでいない、とも伝えました[30:2]。クリスマスの食卓で、13人目に立ち上がった者が最初に死ぬというトレローニーの迷信を「かまわずお座りなさい。七面鳥が冷えきってしまいますよ」といなしたのも彼女です[31]。
一方で、規則をねじ曲げることはしませんでした。保護者の署名がないハリーのホグズミード訪問許可証は、同情の色を見せながらも認めていません。書式が保護者の許可を求めている以上どうにもならない、というのが理由でした[32]。
シリウス・ブラックが城に侵入したあとは、ハリーの夜間のクィディッチ練習に難色を示しつつ、寮の優勝を見たい気持ちからマダム・フーチの立ち会いを条件に許可しています。そもそもハリーをシーカーに推したのは彼女自身でした[33]。差出人不明で届いたファイアボルトを呪いの検査のために没収したときも、優勝より生徒の安全が大事だとしてウッドの抗議を退けました[31:1][34]。検査を終えて箒を返す場面では、実際に微笑んでいます[34:1]。
「たぶん、土曜日の試合までに乗り心地を試す必要があるでしょう? それに、ポッター――がんばって、勝つんですよ。いいですね? さもないと、わが寮は八年連続で優勝戦から脱落となります。つい昨夜、スネイプ先生が、ご親切にもそのことを思い出させてくださいましたしね……」
クィディッチ優勝決定戦では、暴言を吐くリー・ジョーダンから拡声器を取り上げようとしながら、自分も帽子を落として拳を振り上げ、マルフォイに向かって怒鳴っていました[35]。優勝を祝う騒ぎを止めに来たのも、午前1時に部屋着とヘアネット姿で現れた彼女です[36]。
この年、ミネルバは自分の教え子たちの過去についても語っています。三本の箒でファッジらと同席した際、学生時代のシリウス・ブラックとジェームズ・ポッターを「いたずらっ子たちの首謀者」と呼び、二人ともずば抜けて賢かったが「あんなに手を焼かされた二人組はなかった」と評しました[37]。そしてピーター・ペティグリューについては、悔いを口にしています[37:1]。
「能力から言って、あの二人の仲間にはなりえなかった子です。私、あの子には時に厳しくあたりましたわ。私がいまどんなにそれを――どんなに悔いているか……」
ブラックが寮の中まで侵入したと知ったときには、チョークのように白くなりました[36:1]。合言葉を書いた紙を失くしたネビルには、以後のホグズミード訪問の禁止、罰則、合言葉を教えることの禁止という重い処分を科しています[38]。夜通しの捜索のあと、夜明けに談話室へ戻ってブラックがまた逃げたことを伝えたのも彼女でした[38:1]。
なお、ハーマイオニーのまね妖怪が取った姿は、全科目落第を告げるマクゴナガル先生でした[39]。
『炎のゴブレット』の年(1994年‐1995年)
三大魔法学校対抗試合の年、ミネルバは副校長として来訪校の受け入れに追われました。課題を増やして生徒を鍛え、他校の前で恥をかかせるなと釘を刺し、整列では帽子の曲がりや髪飾りまで直させています[40]。
新任のマッド‐アイ・ムーディがドラコ・マルフォイをケナガイタチに変えて弾ませているのを見つけたときは、階段を駆け下りて杖でマルフォイを元に戻しました[41]。
「ムーディ、本校では、懲罰に変身術を使うことは絶対ありません!」マクゴナガル先生が困り果てたように言った。「ダンブルドア校長が、そうあなたにお話ししたはずですが?」
ハリーの名が炎のゴブレットから出た夜、真っ先にダンブルドアへ耳打ちしに行ったのもミネルバでした。控えの間では、ハリーが年齢線を越えられるはずがないと強く主張して彼を擁護しています[42]。
第一の課題の当日、ハリーを競技場まで送り届けたときの彼女は、ハーマイオニーに劣らぬほど不安げでした。ハリーの肩に手を置いて声をかけ、震える声で幸運を祈っています[43]。
「さあ、落ち着いて」先生が言った。「冷静さを保ちなさい……手に負えなくなれば、事態を収める魔法使いたちが待機しています……大切なのは、ベストを尽くすことです。そうすれば、誰もあなたのことを悪く思ったりはしません……大丈夫ですか?」
課題を終えたハリーには「すばらしかったです。ポッター!」と叫びました。彼女にしては大げさな賞賛で、ハリーの肩を指す手はまだ震えていたといいます[43:1]。第三の課題に備えて校内のあちこちで練習するハリーには、昼休みに空いた変身術の教室を使う許可を与えました[44]。
クリスマス・ダンスパーティを変身術の授業で告知したのもミネルバです。伝統行事ではあっても、ホグワーツの生徒に求める行動基準を緩めるわけではないと釘を刺しました[45]。授業のあとハリーを残し、代表選手はパートナーとともに最初のダンスを踊るのが慣例だと告げて、相手を見つけるよう命じています[45:1]。当日は赤いタータンのドレスローブをまとい、帽子の縁にアザミの花輪を飾って現れました[46]。
学年末、偽ムーディの正体が露見した場面には、ダンブルドアとスネイプとともに踏み込み、まっすぐハリーのもとへ向かいました[47]。ダンブルドアがハリーを上階へ連れて行くあいだ、バーティ・クラウチ・ジュニアの見張りを任されています。気分が悪そうにしていましたが、杖を向ける手はまったく震えていませんでした[48]。
ところがファッジが連れてきた吸魂鬼がクラウチ・ジュニアの魂を吸ってしまいます。ハリーは、ミネルバがこれほど自制を失うのを見たことがありませんでした。頬に怒りの斑点が浮かび、両手は握りしめられ、体は怒りに震えていたといいます[48:1]。ヴォルデモートの復活を認めようとしないファッジには、こう言い放ちました[48:2]。
「愚か者!」マクゴナガル先生が叫んだ。「セドリック・ディゴリー! クラウチ氏! この二人の死が、狂気の無差別殺人だとでも言うのですか!」
『不死鳥の騎士団』の年(1995年‐1996年)
原作7巻を通じて、ミネルバの登場がもっとも多いのがこの巻です。魔法省から送り込まれたドローレス・アンブリッジとの対立が、学校の日常のあらゆる場面で表面化しました。
夏のあいだ、ミネルバはマグルのドレスとコートという奇妙ないでたちでグリモールド・プレイスに出入りしています。騎士団の任務で忙しく、長居はしませんでした[49]。
学期が始まると、ハリーはアンブリッジの授業でヴォルデモートの復活を主張して罰則を受けます。呼び出されたハリーが身構えたところ、ミネルバの反応は予想と違うものでした[50]。
マクゴナガル先生は机の向こう側に、ハリーにしかめ面を向けながら座った。それからやおら言った。「ビスケットをおあがりなさい、ポッター」
アンブリッジがどこから来て誰に報告しているかを考えろ、と彼女は諭します。「これが嘘か真かの問題だとお思いですか? これは、あなたが低姿勢を保って、癇癪を抑えておけるかどうかの問題です」[50:1]。ヘドウィグが傷ついて戻ったときも、廊下の左右をうかがってから、ホグワーツを出入りする連絡経路が見張られているかもしれないと小声で注意しました[51]。
高等尋問官となったアンブリッジがミネルバの授業を査察に来たとき、彼女はその存在をまったく認めない態度を取りました。通知は受け取ったのかと問われれば「当然受け取っております。さもなければ、私の授業に何の用があるかとお尋ねしていたはずです」と答えて背を向け、授業を遮られれば冷ややかな怒りをもってこう言います——自分が話しているときに他人が話すことは普通許さない、と[52]。教職歴を問われた答えは「この十二月で三十九年です」でした[52:1]。
アンブリッジへの抵抗は、目に見えない形でも続きました。フレッドとジョージの花火が教室に入り込んだときは、皮肉まじりに「校長先生のところに行って、教室に逃亡した花火がいると報告してくれませんか?」と生徒を送り出しています[53]。ピーブズが校内で暴れ回った時期の対応は、さらに露骨でした[54]。
アンブリッジにわざわざ手を貸す教職員は、フィルチ以外に誰もいなかった。それどころか、フレッド・ジョージ脱出後一週間目に、クリスタルのシャンデリアをはずそうと躍起になっているピーブズのそばを、マクゴナガル先生が知らん顔で通り過ぎるのをハリーは目撃したし、しかも、先生が口を動かさずに「反対に回せばはずれます」とポルターガイストに教えるのを確かに聞いた。
クィディッチの試合後に起きた乱闘では、ハリーとウィーズリー兄弟を机を叩いて叱責しました。ところがそこへアンブリッジが割り込みます。教育令第二十五号を読み上げはじめた彼女に、ミネルバは「まさか、またですか!」と絶叫しました。この教育令によって、ハリーとウィーズリー兄弟は終生クィディッチ出場を禁じられます[55]。ハリーがアーサー・ウィーズリーの襲撃を夢に見た夜、彼とロンを深夜にダンブルドアの部屋へ連れて行き、ウィーズリー家の子どもたちを呼び集めたのもミネルバでした[56]。
トレローニーがアンブリッジに解雇され、玄関ホールでトランクを前に泣き崩れたときには、見物人の輪を離れてまっすぐ歩み寄り、背中をさすってハンカチを差し出しました[57]。日ごろ占い学を「魔法の中でも一番不正確な分野の一つ」と切り捨てていた人物の行動です[30:3]。
対立が正面からぶつかったのが、5年生の進路指導でした。ハリーが闇祓いを志望していると聞いたミネルバは、必要な成績と資質を具体的に挙げていきます。立ち会ったアンブリッジが咳払いで妨害を続けると咳止めドロップを勧め、ハリーの防衛術の成績については「有能な教師によって行われた」テストで高い成績を収めていると言い直し、アンブリッジを正面から見据えました[58]。そしてハリーが闇祓いになる見込みはないと言い放たれたとき、ミネルバは立ち上がります[58:1]。
「ポッター」マクゴナガル先生の声が凛と響いた。「どんなことがあろうと、私はあなたが闇祓いになるよう援助します! 毎晩手ずから教えることになろうとも、あなたが必要とされる成績を絶対に取れるようにしてみせます!」
ダンブルドア軍団が露見した場面でも、ミネルバはファッジらの言い分にいちいち反論しました。そしてダンブルドアが単身で連行されようとしたとき、ローブに手を突っ込みながら「ダンブルドアは独りじゃありません!」と叫んでいます。実際にダンブルドアが脱出したときには、その衝撃からハリーとマリエッタを組み伏せて守りました[59]。
学年末、夜間にハグリッドが襲撃された場面では、闇の中から「おやめなさい! やめるんです!」と割って入り、胸に4発の失神呪文を受けて倒れます。杖も抜いていない相手への攻撃でした[60]。この傷で聖マンゴ魔法疾患傷害病院へ運ばれ、学期の終わり近くにようやく戻ってきます。杖をついて歩きながらもクラッブとゴイルに荷物を運ばせ、ヴォルデモートの復活を世に知らせた功績としてハリーたち5人に50点ずつ与えました[61]。
『謎のプリンス』の年(1996年‐1997年)
6年生の時間割は、O・W・Lの結果と本人の希望を一人ずつ突き合わせながら配られます。祖母が呪文学より変身術を望んでいると言うネビルに、ミネルバはこう告げました[62]。
「あなたのおばあさまは、どういう孫を持つべきかという考えでなく、あるがままの孫を誇るべきだと気づいてもいいころです――特に魔法省での一件のあとは」
ネビルが彼女から褒め言葉をもらったのは、これが初めてでした。祖母のオーガスタには、自分が呪文学のO・W・Lに落ちたからといってその科目が無価値とは限らない、と手紙を書くとも請け合っています[62:1]。
一方、この年のミネルバはハリーの訴えを受け入れませんでした。ケイティ・ベルが呪いのネックレスに触れた事件で、ハリーはドラコ・マルフォイが犯人だと告発します。ミネルバは証拠がないこと、そしてマルフォイがその日ホグズミードにいなかったことを理由にこれを退けました[63]。地の文は、ミネルバが打ち明け話を誘う人ではないというハリーの感覚も書きとめています[63:1]。セクタムセンプラでマルフォイを傷つけたときには、退学にならなかっただけ幸運だと告げ、学期末までの毎土曜というセブルス・スネイプの処分を全面的に支持しました[64]。
天文台の塔に死喰い人が侵入した夜、ミネルバはルーピンやロンとともにカロー兄妹と戦い、アレクトを廊下の向こうへ退けています[65]。しかしその夜、ダンブルドアは塔で命を落としました。
殺したのがスネイプだと聞かされたミネルバは、椅子に崩れるように座り込みます[66]。そして自らを責めました[66:1]。
「私が悪いのです。今夜、フィリウスにスネイプを迎えにいかせました。応援に来てくれるようにと、私がスネイプを迎えにいかせたのです! 危険な事態を知らせなければ、スネイプが『死喰い人』に加勢することもなかったでしょうに。フィリウスの知らせを受けるまでは、スネイプは、『死喰い人』があの場所に来ているとは知らなかったと思います。そういう予定だとは知らなかったと思います」
同じ夜、人狼に襲われたビル・ウィーズリーとフラーの婚約を案じる声には、「世の中に、少し愛が増えたと知ったら、ダンブルドアは誰よりもお喜びになったでしょう」と応じています[66:2]。
校長を失ったホグワーツで、ミネルバは校長代理として学校の存続を教職員に諮りました。ハグリッドにも意見を求め、「ダンブルドア校長は、いつもあなたの意見を尊重しました」「私もそうです」と述べています[66:3]。ダンブルドアをホグワーツに埋葬するのが本人の望みだったと、声を震わせながら伝えたのも彼女でした。歴代の校長で学内に葬られた者はいません[66:4]。葬儀の日、大広間で全校を立たせ、湖畔へ向かう列の先頭を歩いたのもミネルバです[67]。
『死の秘宝』の年(1997年‐1998年)
スネイプが校長となり、カロー兄妹が教職に就いた年も、ミネルバはホグワーツにとどまりました。原作でその姿が描かれるのは、ハリーが城に戻ってくる第30章からです。
夜のレイブンクロー塔でアミカス・カローに応対したミネルバは、皮肉で切り返します。妹を呼べば城の半分を起こさずに済むでしょう、と[3:1]。カローが自分の失敗を生徒になすりつけようとしたときの答えは、この巻の彼女を要約するものでした[3:2]。
「要するに、あなたにも妹さんにも、その違いがわかるとは思えません。しかし、一つだけはっきりさせておきましょう。あなたたちの無能の数々を、ホグワーツの生徒たちのせいにはさせません。私が許しません」
一歩も引かず、詰め寄るカローを「トイレの便座にくっついた不快なものでも見るように」見下ろしたといいます[3:3]。アミカスを気絶させたあとは服従の呪文で操り、兄妹の杖を取り上げて縛り上げました[3:4]。
ヴォルデモートが向かっていると知らされると、ミネルバは教師たちで足止めできると答えます——「先生方は、知ってのとおり、かなり魔法に長けています」[3:5]。そして駆けつけたスネイプと正面から決闘しました。ハリーが信じられないほどの速さで杖を振るい、松明の炎を輪にして投げ、黒い大蛇を煙に変えて短剣の群れに変える。窓を破って逃げたスネイプについては、穴を指してこう述べています——「校長はしばらくお休みです」[3:6]。
スラグホーンとスリザリン生への通告も彼女が行いました。生徒とともに去るなら止めないが、城内で妨害や敵対をするなら「死を賭して戦います」[3:7]。そして城じゅうの彫像と甲冑を動かします[3:8]。
「ホグワーツは脅かされています!」マクゴナガル教授が叫んだ。「境界を警護し、我々を守りなさい。我らが学校への務めを果たすのです!」
大広間では成人した者は残ってよいと告げ、未成年の避難をスリザリンから順に指示しました。スネイプの逃亡は「スネイプ先生は、俗な言葉で言いますと、ずらかりました」と生徒に伝えています[68]。城の防衛では、フリットウィック・スプラウトとともに三つの塔のひとつを担当しました[68:1]。戦いのさなかでも、ハリーが何かを探しているはずだと気にかけています[68:2]。机の群れを突撃させながら廊下を駆ける姿も描かれました。髪はほどけ、頬には切り傷があり、角を曲がりながら「突撃!」と叫んでいます[69]。
ハリーが死んだと告げられたとき、ミネルバは悲鳴を上げました。ハリーが想像もしなかったような声で、ベラトリックスはその絶望を喜んだといいます[70]。
最後の決戦では、スラグホーンとキングズリー・シャックルボルトとともに、3人がかりでヴォルデモートと決闘しました。ベラトリックスが倒れたときのヴォルデモートの怒りで3人とも吹き飛ばされますが、ミネルバはこの対決を生き延びます[70:1][1:11]。戦いのあと、大広間の寮のテーブルを元に戻したのも彼女でした。もっとも、誰も寮ごとには座らなかったといいます[70:2]。
なお、スネイプの記憶の中には、リリー・エバンズとセブルス・スネイプの組分けを進行する若き日のミネルバの姿も現れます[71]。
第二次魔法戦争のなかで
第一次魔法戦争では魔法省のためにトラ猫となって諜報にあたったミネルバですが、2度目の戦争のころにはその気はなくなっていました。魔法省が腐敗して危険な存在になったと見えたからです。その態度を決定的にしたのが、ドローレス・アンブリッジによるホグワーツへの介入でした。アンブリッジは、ミネルバの長い教師生活のなかで誰よりも激しく対立した同僚だったといいます[1:12]。
不死鳥の騎士団の正式な団員になったのは、ダンブルドアが死んだあとのことでした。当時の騎士団は、以前にも増してお尋ね者集団とみなされていました[1:13]。スネイプが校長になってからも職にとどまったのは、カロー兄妹の悪意から生徒たちを守るためです[1:14]。
ヴォルデモートとその手下は、ミネルバのダンブルドアへの忠誠がよく知られていたにもかかわらず、才能ある者は負けを許せないはずで、自分たちの勝利が確実になれば合理性からこちら側につくだろうと考えていました。それは完全な誤りでした[1:15]。
戦後
戦後、ミネルバは長く尽力してきたホグワーツの校長に就任し、生徒たちを鼓舞して立派に務めを果たしました。のちに新しい魔法大臣キングズリー・シャックルボルトからマーリン勲章勲一等を授与され、まもなく蛙チョコレートの「有名な魔法使い」シリーズのカードにも登場します。彼女自身、まったく想像していなかった栄誉でした[1:16]。
校長として、ダンブルドアがホグワーツの記録保管所に遺した『吟遊詩人ビードルの物語』への覚書を、ハーマイオニー・グレンジャーによる新訳とともに出版することを許可しました[72]。同書の注釈にはミネルバ自身の求めによる断り書きが添えられています。動物もどきになったのは変身術のあらゆる分野にわたる研究の結果にすぎず、秘匿が不可欠だった不死鳥の騎士団の正当な任務を別にすれば、トラ猫になる能力をこそこそした目的に使ったことは一度もない、というものです[73]。
外見
背が高く、黒髪をきっちりと髷に結った魔女です。ハリーが初めてホグワーツの扉の前で対面したとき、エメラルド色のローブをまとった彼女の顔はひどく厳格で、「この人には逆らってはいけない」とハリーは直感しています[7:1]。
顔まわりの特徴は繰り返し描かれます。四角い縁の眼鏡の奥に鋭い目があり、ハリーにはビーズのような目とも映ります[28:1][30:4]。長く尖った鼻は、憤慨すると鼻孔が膨らみます[15:1]。髪型が変わることはなく、髪を下ろしたことがないように見えた、ともハリーは思っています[45:2]。
その四角い眼鏡には由来があります。プリベット通りでダンブルドアの前に人の姿を現したとき、かけていた眼鏡は、トラ猫だったときに目の周りにあった模様とまったく同じ形をしていました[5:3]。
身の回りの品にはタータンチェックが繰り返し現れます。ヘアネットとあわせた部屋着[13:2]、舞踏会の赤いタータンのドレスローブと帽子に飾ったアザミの花輪[46:1]、机の上のビスケットの缶[55:1]、涙を拭う縁取りのハンカチ[66:5]、聖マンゴから戻るときの旅行鞄[61:1]。スコットランドのハイランド地方で育った人物です[2:31]。
性格・人物像
作者はミネルバを、シビル・トレローニーと対比してこう評しています——一方はペテン師じみて人を操り大げさ、他方は「鋭敏で厳格で高潔」[74]。
原作でもその印象は最初から一貫しています。ハリーが変身術の最初の授業で抱いた感想は、「逆らってはいけない先生だ」という勘が当たっていた、というものでした[8:2]。
マクゴナガル先生はやはり他の先生とは違っていた。逆らってはいけない先生だというハリーの勘は当たっていた。厳格で聡明そのものの先生は、最初のクラスにみんなが着席するなりお説教を始めた。
呼び止められただけで身に覚えのない罪悪感を抱かせる人でもあります。3年生の始業日、ハリーは「マクゴナガル先生はなぜか、自分が悪いことをしたに違いないという気持にさせる」と感じています[28:2]。
規則と情
ミネルバは規則を曲げません。保護者の署名がないホグズミード訪問許可証は、同情の色を見せながらも認めませんでした[32:1]。差出人不明のファイアボルトは検査のために没収し、優勝より生徒の安全が大事だとしてウッドの抗議を退けています[31:2][34:2]。セクタムセンプラの一件では、スネイプが科した学期末までの罰則を全面的に支持しました[64:1]。
一方で、罰を与える立場にありながら別のものを差し出す場面も同じだけあります。アンブリッジの罰則を受けて呼び出されたハリーに勧めたのはビスケットでした[50:2]。ハーマイオニーの見舞いに向かう2人を廊下で捕まえたときは、罰則の代わりに許可を与え、角を曲がったところで鼻をかんでいます[26:5]。空飛ぶ車の一件では減点を見送り、そのうえでサンドイッチとかぼちゃジュースを出しました[17:2]。
作者によれば、ミネルバは校則を破って悪ふざけをする生徒を叱りながら、その行動を密かに楽しんでもいました。それでいてハリーを守ろうとする姿勢では、当時の校長以上だったといいます[1:17]。教え子を甘やかしも贔屓もしませんでしたが、ホグワーツの戦いでは、すべてを知らされていたわけではないにもかかわらず、はっきりと彼を支持しています[1:18]。
負けず嫌い
学生時代の最終学年、優勝を決める試合で反則を受けて落下し、脳震盪と肋骨数本の骨折を負って以来、「スリザリンがクィディッチで叩きのめされるのを見ること」がミネルバの生涯の願いになりました[2:32]。卒業後に選手はやめましたが、生来の負けず嫌いから寮のチームの成績には強い関心を持ち続けます[2:33]。
その気質は原作のあちこちに出ます。箒での急降下を見てハリーをシーカーに推したとき、規則を曲げる理由に挙げたのは「あの最終試合でスリザリンにペシャンコにされて、私はそれから何週間もセブルス・スネイプの顔をまともに見られませんでしたよ」ということでした[9:3]。ファイアボルトを返すときには「さもないと、わが寮は八年連続で優勝戦から脱落となります」と付け加えています[34:3]。優勝決定戦では、暴言を吐くリー・ジョーダンから拡声器を取り上げようとしながら、自分も帽子を落として拳を振り上げ、マルフォイに向かって怒鳴っていました[35:1]。
皮肉
追い詰められた場面ほど、ミネルバの言葉は乾いた皮肉になります。フレッドとジョージの花火が教室に入り込んだときは「校長先生のところに行って、教室に逃亡した花火がいると報告してくれませんか?」と生徒を送り出しました[53:1]。窓を破って逃げたスネイプについては、穴を指して「校長はしばらくお休みです」[3:9]。ヴォルデモートを足止めできるかと問われたときの答えは「先生方は、知ってのとおり、かなり魔法に長けています」でした[3:10]。
私生活
「マクゴナガル先生」として何代もの生徒に知られてきたミネルバは、フェミニストに近い考えの持ち主でもあり、結婚後も自分の姓を通すと宣言しました[2:34]。夫の死後は気丈にひとりで過ごし、すべての力を仕事に注いでいます。その苦しみの大きさを知る者は、おそらくダンブルドアのほかにほとんどいませんでした[2:35]。
趣味は刺繍、クィディッチの観戦(モントローズ・マグパイズの応援)、そして『変身現代』の記事の訂正[1:19]。かつてその雑誌から最優秀新人賞を受けた人物です[2:36]。
魔法の能力
「先生方は、知ってのとおり、かなり魔法に長けています」——ヴォルデモートを足止めできるかと問われたときの、ミネルバ自身の答えです[3:11]。
変身術
学生時代からこの分野に才を示し、O・W・LとN・E・W・Tで最高点を取り、『変身現代』の最優秀新人賞を受けました[2:37]。教師としては、最初の授業で自分の机を豚に変えて戻してみせ[18:1]、6年生には人間変身術を教えます[75]。授業で自ら動物もどきに変身してみせるのが常で、拍手が起きなかった年には「別にかまいませんが、私の変身がクラスの拍手を浴びなかったのはこれが初めてです」と口にしています[30:5]。
何もないところから物を出すことにも長けています。ほとんど首なしニックを運ぶための大きな扇[22:1]、深夜の校長室に並べる椅子[56:1]、空腹の生徒に出したサンドイッチとかぼちゃジュース[17:3]。賢者の石を守る仕掛けでは、巨大なチェスの駒に生命を与えました[14:3]。
動物もどき
ダンブルドアの手ほどきで習得したもので、目の周りに四角い眼鏡の模様がある銀毛のトラ猫になります。この姿は魔法省の動物もどき登録簿に正式に登録されています[2:38][1:20]。第一次魔法戦争では、毎夜この姿になって魔法省のためのスパイ活動を行いました[1:21]。
『吟遊詩人ビードルの物語』の注釈には、ミネルバ自身の求めによる断り書きが添えられています。動物もどきになったのは変身術の研究の結果にすぎず、秘匿が不可欠だった不死鳥の騎士団の任務を別にすれば、この能力をこそこそした目的に使ったことは一度もない、というものです[73:1]。
決闘
ホグワーツの戦いの前夜、ミネルバはスネイプと正面から決闘しました。ハリーが信じられないほどの速さで杖を振るい、松明の炎を輪にして投げ、それを黒い大蛇に変え、さらに短剣の群れに変えています[3:12]。最後の決戦では、スラグホーンとキングズリー・シャックルボルトとともに3人がかりでヴォルデモートと戦い、その対決を生き延びました[70:3][1:22]。
ダンブルドア軍団が露見した場面では、ダンブルドアが単身で連行されようとしたとき、ローブに手を突っ込んで「ダンブルドアは独りじゃありません!」と叫んでいます[59:1]。もっともハグリッドが襲われた夜には、杖も抜かないまま胸に4発の失神呪文を受けて倒れました[60:1]。
その他
守護霊は猫で、一度に3匹を出して他の寮監に危急を知らせたことがあります[3:13]。気絶したアミカス・カローには服従の呪文をかけ、兄妹の杖を取り上げさせました[3:14]。
そして城じゅうの彫像と甲冑を動かす「ピエルトータム ロコモーター」——ホグワーツの戦いで、境界を守れと石像たちに命じたのはミネルバです[3:15]。
人間関係
ハリー・ポッター
ミネルバは校則を破って悪ふざけをする生徒を叱りながら、その行動を密かに楽しんでもいました。一方で、思春期のハリー・ポッターを極めて危険な目に遭わせ、校則をいくつも曲げるダンブルドアの方針を何度も問いただしています。ハリーを守ろうとする姿勢では、当時の校長以上でした[1:23]。
ハリーが彼女に愛される理由は、教師生活でもっとも気に入っていた2人の生徒の息子であることだけではありません。ミネルバ自身と同じく、愛する者との死別という大きな苦しみを背負っていたことにもありました。ミネルバはハリーを甘やかしも贔屓もしませんでしたが、ホグワーツの戦いでは、ハリーやダンブルドアからすべてを知らされていたわけではないにもかかわらず、はっきりと彼を支持しています[1:24]。
戦いのあと、ハリーと個人的に話し合ったミネルバは、校長室の歴代校長の肖像画にセブルス・スネイプを加えるという議論を呼ぶ決定を下しました[1:25]。
同僚たち
ミネルバはギルデロイ・ロックハートを好いたことがなく、あのように虚栄心が強く名声に飢えた男から生徒が何を学ぶのかとダンブルドアに問いただしました。ダンブルドアの答えは「悪い教師からも学べることは山ほどある。何をすべきでないか、どうあるべきでないか」というものでした[76]。
シビル・トレローニーとは正反対の人物です。作者は、一方をペテン師じみて人を操る大げさな人物、他方を鋭敏で厳格で高潔な人物と評したうえで、部外者であるアンブリッジがトレローニーを学校から追い出そうとしたとき、それまで再三トレローニーに批判的だったミネルバこそが本来の優しさを発揮して庇いに立つだろうと分かっていた、と述べています。ミネルバはトレローニーの根底にある、自分はホグワーツにふさわしくないという感覚を感じ取っていたのだろう、とも[74:1]。
名前の由来
「ミネルバ」は戦争と知恵を司る古代ローマの女神の名です。一方、ウィリアム・マクゴナガルはイギリス史上最悪の詩人として知られる人物でした。作者はその名の響きに惹かれ、これほど聡明な女性があのおどけた詩人の遠い親戚かもしれないという着想に抗えなかったと語っています[2:39]。
年表
生年は明示されていません。以下の推定は、5年生の授業査察でアンブリッジに教職歴を問われたミネルバが「この十二月で三十九年です」と答えた場面(1995年)を起点に、そこから遡ったものです[52:2]。ホグワーツ着任の前に魔法省で2年勤めたこと[2:40]、在学が7年であること、誕生日が10月4日であること[1:26]を重ねると、生年は1935年に絞られます。推定を含む年には(推定)と記しました。
| 年 | 出来事 |
|---|---|
| 1935年10月4日(推定) | スコットランドのハイランド地方に生まれる。父はマグルの牧師、母は魔女[2:41] |
| 1947年(推定) | ホグワーツ入学。組分け帽子が5分半迷った末にグリフィンドールへ[2:42][4:1] |
| 1945年 | 在学中、ダンブルドアがグリンデルバルドを倒す。その決断の重さを知り得た少数のひとりとなる[1:27] |
| 1954年(推定) | O・W・LとN・E・W・Tで最高点、監督生・首席を務めて卒業。魔法省魔法法執行部へ[2:43] |
| 同年夏 | ドゥガル・マクレガーと婚約し、国際機密保持法を理由に自ら破棄する[2:44] |
| 1956年(推定) | 昇進を断り、ホグワーツの変身術教授に着任[2:45] |
| 1970年代‐1981年 | 第一次魔法戦争。トラ猫の姿で魔法省のための諜報にあたる。この時期に弟ロバートと、死喰い人の襲撃で妻子とともに殺されたドゥガル・マクレガーを失う[1:28] |
| 1981年10月31日 | 教え子のリリーとジェームズ・ポッターがゴドリックの谷で殺される[1:29][77] |
| 1981年11月 | プリベット通りでハリーの到着を見届ける。ダーズリー家に預けることには反対した[5:4] |
| 1982年ごろ(推定) | ヴォルデモートの最初の敗北のまもなくあと、エルフィンストーン・ウルクァートの求婚を受け入れる[2:46] |
| 1985年ごろ(推定) | 結婚3年目、エルフィンストーンが毒触手草に噛まれて死去。城の寝室に戻る[2:47] |
| 1991年 | ハリー・ポッターが入学。飛行訓練での急降下を見てシーカーに推す[9:4] |
| 1992年‐1993年 | 秘密の部屋が開かれる。ジニーの失踪を教職員に告げ、生徒を帰宅させる決定を主導する[26:6] |
| 1995年‐1996年 | 高等尋問官アンブリッジと対立。ハグリッド襲撃に割って入り、失神呪文4発を受けて聖マンゴへ[52:3][60:2] |
| 1997年6月 | ダンブルドアの死。校長代理として学校の存続を教職員に諮る[66:6] |
| 1997年‐1998年 | スネイプ校長のもとで職にとどまり、カロー兄妹から生徒を守る[1:30] |
| 1998年5月 | ホグワーツの戦い。城の彫像を動かして防衛にあたり、ヴォルデモートと直接戦う[3:16][70:4] |
| 戦後 | ホグワーツ校長に就任。キングズリーからマーリン勲章勲一等を授与され、蛙チョコレートのカードにも登場する[1:31] |
この計算は、「三十九年」が着任の年から数えたものであることを前提にしています。休職などを挟んでいないか、学年の始まりが9月であることと「この十二月で」という言い方がどう対応するかは、原作からは確定できません。年単位の目安として扱ってください。
登場・言及箇所
- 『ハリー・ポッターと賢者の石』
- 第1章「生き残った男の子」
- 第4章「鍵の番人」
- 第7章「組分け帽子」
- 第8章「魔法薬の先生」
- 第9章「真夜中の決闘」
- 第10章「ハロウィーン」
- 第11章「クィディッチ」
- 第12章「みぞの鏡」
- 第14章「ノルウェー・ドラゴンのノーバート」
- 第15章「禁じられた森」
- 第16章「仕掛けられた罠」
- 第17章「二つの顔をもつ男」
- 『ハリー・ポッターと秘密の部屋』
- 第5章「暴れ柳」
- 第6章「ギルデロイ・ロックハート」
- 第7章「穢れた血と幽かな声」
- 第9章「壁に書かれた文字」
- 第10章「狂ったブラッジャー」
- 第11章「決闘クラブ」
- 第12章「ポリジュース薬」
- 第13章「重大秘密の日記」
- 第14章「コーネリウス・ファッジ」
- 第16章「秘密の部屋」
- 第18章「ドビーのごほうび」
- 『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』
- 第1章「ふくろう便」
- 第5章「吸魂鬼」
- 第6章「鉤爪と茶の葉」
- 第8章「「太った婦人」の逃走」
- 第9章「恐怖の敗北」
- 第10章「忍びの地図」
- 第11章「炎の雷」
- 第12章「守護霊」
- 第13章「グリフィンドール対レイブンクロー」
- 第14章「スネイプの恨み」
- 第15章「クィディッチ優勝戦」
- 第16章「トレローニー先生の予言」
- 第18章「ムーニー、ワームテール、パッドフット、プロングズ」
- 第21章「ハーマイオニーの秘密」
- 第22章「再びふくろう便」
- 『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』
- 第12章「三大魔法学校対抗試合」
- 第13章「マッド‐アイ・ムーディ」
- 第15章「ボーバトンとダームストラング」
- 第17章「四人の代表選手」
- 第20章「第一の課題」
- 第22章「予期せぬ課題」
- 第23章「クリスマス・ダンスパーティ」
- 第26章「第二の課題」
- 第28章「クラウチ氏の狂気」
- 第31章「第三の課題」
- 第35章「真実薬」
- 第36章「決別」
- 第37章「始まり」
- 『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』
- 第6章「高貴なる由緒正しきブラック家」
- 第11章「組分け帽子の新しい歌」
- 第12章「アンブリッジ先生」
- 第13章「アンブリッジのあくどい罰則」
- 第14章「パーシーとパッドフット」
- 第15章「ホグワーツ高等尋問官」
- 第17章「教育令第二十四号」
- 第18章「ダンブルドア軍団」
- 第19章「ライオンと蛇」
- 第21章「蛇の目」
- 第22章「聖マンゴ魔法疾患傷害病院」
- 第25章「追い詰められたコガネムシ」
- 第26章「過去と未来」
- 第27章「ケンタウルスと密告者」
- 第28章「スネイプの最悪の記憶」
- 第29章「進路指導」
- 第30章「グロウプ」
- 第31章「ふ・く・ろ・う」
- 第32章「炎の中から」
- 第38章「二度目の戦いへ」
- 『ハリー・ポッターと謎のプリンス』
- 第9章「謎のプリンス」
- 第11章「ハーマイオニーの配慮」
- 第12章「シルバーとオパール」
- 第14章「フェリックス・フェリシス」
- 第15章「破れぬ誓い」
- 第18章「たまげた誕生日」
- 第19章「しもべ妖精の尾行」
- 第24章「セクタムセンプラ」
- 第28章「プリンスの逃亡」
- 第29章「不死鳥の嘆き」
- 第30章「白い墓」
- 『ハリー・ポッターと死の秘宝』
- 第30章「セブルス・スネイプ去る」
- 第31章「ホグワーツの戦い」
- 第32章「ニワトコの杖」
- 第33章「プリンスの物語」
- 第36章「誤算」
- 『ハリー・ポッターと死の秘宝』
- 第30章「セブルス・スネイプ去る」
- 『吟遊詩人ビードルの物語』
- 序文
- 「三人兄弟の物語」ダンブルドア教授の解説
- ポッターモア
- 「マクゴナガル先生」
- 「組分け困難者」
- 「ギルデロイ・ロックハート」
- 「シビル・トレローニー」
- Pottermore Presents『エッセイ集ホグワーツ勇気と苦難と危険な道楽』
- 第1章「ミネルバ・マクゴナガル」
脚注
Pottermore Presents『エッセイ集ホグワーツ勇気と苦難と危険な道楽』第1章「ミネルバ・マクゴナガル」 ↩︎ ↩︎ ↩︎ ↩︎ ↩︎ ↩︎ ↩︎ ↩︎ ↩︎ ↩︎ ↩︎ ↩︎ ↩︎ ↩︎ ↩︎ ↩︎ ↩︎ ↩︎ ↩︎ ↩︎ ↩︎ ↩︎ ↩︎ ↩︎ ↩︎ ↩︎ ↩︎ ↩︎ ↩︎ ↩︎ ↩︎ ↩︎
ポッターモア 「マクゴナガル先生」(2015年8月10日) ↩︎ ↩︎ ↩︎ ↩︎ ↩︎ ↩︎ ↩︎ ↩︎ ↩︎ ↩︎ ↩︎ ↩︎ ↩︎ ↩︎ ↩︎ ↩︎ ↩︎ ↩︎ ↩︎ ↩︎ ↩︎ ↩︎ ↩︎ ↩︎ ↩︎ ↩︎ ↩︎ ↩︎ ↩︎ ↩︎ ↩︎ ↩︎ ↩︎ ↩︎ ↩︎ ↩︎ ↩︎ ↩︎ ↩︎ ↩︎ ↩︎ ↩︎ ↩︎ ↩︎ ↩︎ ↩︎ ↩︎ ↩︎
『ハリー・ポッターと死の秘宝』第30章「セブルス・スネイプ去る」 ↩︎ ↩︎ ↩︎ ↩︎ ↩︎ ↩︎ ↩︎ ↩︎ ↩︎ ↩︎ ↩︎ ↩︎ ↩︎ ↩︎ ↩︎ ↩︎ ↩︎
『ハリー・ポッターと賢者の石』第4章「鍵の番人」 ↩︎
『ハリー・ポッターと賢者の石』第10章「ハロウィーン」 ↩︎
『ハリー・ポッターと賢者の石』第11章「クィディッチ」 ↩︎
『ハリー・ポッターと賢者の石』第12章「みぞの鏡」 ↩︎
『ハリー・ポッターと賢者の石』第17章「二つの顔をもつ男」 ↩︎
『ハリー・ポッターと秘密の部屋』第7章「穢れた血と幽かな声」 ↩︎
『ハリー・ポッターと秘密の部屋』第9章「壁に書かれた文字」 ↩︎
『ハリー・ポッターと秘密の部屋』第10章「狂ったブラッジャー」 ↩︎
『ハリー・ポッターと秘密の部屋』第12章「ポリジュース薬」 ↩︎
『ハリー・ポッターと秘密の部屋』第13章「重大秘密の日記」 ↩︎
『ハリー・ポッターと秘密の部屋』第18章「ドビーのごほうび」 ↩︎
『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』第21章「ハーマイオニーの秘密」 ↩︎
『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』第9章「恐怖の敗北」 ↩︎
『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』第16章「トレローニー先生の予言」 ↩︎
『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』第15章「ボーバトンとダームストラング」 ↩︎
『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』第13章「マッド‐アイ・ムーディ」 ↩︎
『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』第17章「四人の代表選手」 ↩︎
『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』第31章「第三の課題」 ↩︎
『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』第35章「真実薬」 ↩︎
『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』第6章「高貴なる由緒正しきブラック家」 ↩︎
『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』第17章「教育令第二十四号」 ↩︎
『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』第30章「グロウプ」 ↩︎
『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』第26章「過去と未来」 ↩︎
『ハリー・ポッターと謎のプリンス』第28章「プリンスの逃亡」 ↩︎
『ハリー・ポッターと謎のプリンス』第30章「白い墓」 ↩︎
『ハリー・ポッターと死の秘宝』第32章「ニワトコの杖」 ↩︎
『ハリー・ポッターと死の秘宝』第33章「プリンスの物語」 ↩︎
『吟遊詩人ビードルの物語』序文 ↩︎
『ハリー・ポッターと謎のプリンス』第15章「破れぬ誓い」 ↩︎
ポッターモア 「ギルデロイ・ロックハート」 ↩︎
『ハリー・ポッターと死の秘宝』第16章「ゴドリックの谷」 ↩︎