ロクシアス
ロクシアス (Loxias) は、バーナバス・デベリルの恐怖統治を終わらせて杖を奪い、「死の杖」と改名した魔法使いです[1]。気に入らない者をその杖で葬り去りました[1:1]。誰がロクシアスを倒したのかは分かっておらず、ニワトコの杖の足跡はここで途絶えます[2]。
デベリルからの簒奪
十八世紀初頭、バーナバス・デベリルは「庭床の杖」と呼ぶ杖で恐ろしい魔法戦士だという評判を打ち立て、恐怖統治を敷いていました。それを終わらせたのがロクシアスです。アルバス・ダンブルドアは、ロクシアスもまた「同じく悪名高い」人物だったと書いています[1:4]。
ゼノフィリウス・ラブグッドのほうは、ロクシアスがデベリルを殺して杖を手に入れたと語りました[2:1]。
あの恐ろしいロクシアスが、バーナバス・デベリルを殺して、杖を手に入れたことも?
「死の杖」
奪った杖を、ロクシアスは「死の杖」と改名しました[1:5]。
ロクシアスは、奪った杖を「死の杖」と改名し、気に入らぬ者をすべてその杖で葬り去った。実の母親を含めて多くの者が、ロクシアスを殺したと主張しているがゆえに、ロクシアスの杖の、その後の足跡をたどるのは難しい。
この「死の杖」という呼び名は、ロクシアスの代かぎりのものではありませんでした。二百年余りのちにも、ギャリック・オリバンダーは「『死の杖』、『宿命の杖』、『ニワトコの杖』など、いろいろな名前で知られるその杖」と語り[3]、ヴォルデモートも「ニワトコの杖、宿命の杖、死の杖だ」と三つの名を並べています[4]。
誰がロクシアスを倒したのか
ロクシアスの死をめぐっては、実の母親までが自分が殺したと名乗り出ました。誰の主張が本当なのか、ダンブルドアの注釈は決めていません[1:6]。
ゼノフィリウスもまた、この先の足跡を追えないと語ります[2:2]。
『ニワトコの杖』がどこに隠されているか、誰が知ろう? アーカスとリビウスのところで、跡が途絶えているのだ。ロクシアスを打ち負かして杖を手に入れたのがどちらなのか、誰が知ろう? そのどちらかを、また別の誰が負かしたかもしれぬと、誰が知ろう? 歴史は、嗚呼、語ってくれぬ
アーカスとリビウスについては、この台詞に名が出るだけで、どちらがロクシアスを打ち負かしたのかも、そのあと杖がどう動いたのかも語られていません[2:3]。ゼノフィリウスの言葉は「打ち負かした」であって、殺したとは言っていません[2:4]。
登場・言及箇所
- 『ハリー・ポッターと死の秘宝』
- 第21章「三人兄弟の物語」
- 『吟遊詩人ビードルの物語』
- 「三人兄弟の物語」に寄せて