グリフィンドール寮

グリフィンドール寮 (Gryffindor House) は、ホグワーツ魔法魔術学校の四寮の一つです。創設者の一人ゴドリック・グリフィンドールの名を冠し、紋章はライオン、寮色は緋色と金。談話室はグリフィンドール塔にあり、寮のゴーストはほとんど首無しニックです[1][2]

基本情報

名前: グリフィンドール寮(Gryffindor House
種類: ホグワーツ魔法魔術学校の寮
創設者: ゴドリック・グリフィンドール
紋章: ライオン
寮色: 緋色と金
談話室: グリフィンドール塔
寮のゴースト: ほとんど首無しニック
寮監: ミネルバ・マクゴナガル(1990年代)

創設

ホグワーツは一千年以上前、その当時のもっとも偉大な四人の魔女と魔法使いによって創設され、四つの寮はその名にちなんで名づけられました。正確な年号は分かっていません[1:1]

『ハリー・ポッターと秘密の部屋』第9章「壁に書かれた文字」

皆さんも知ってのとおり、ホグワーツは一千年以上も前――正確な年号は不明であるからにして――その当時の、もっとも偉大なる四人の魔女と魔法使いたちによって、創設されたのであります。創設者の名前にちなみ、その四つの学寮を、次のように名づけたのであります。すなわち、ゴドリック・グリフィンドール、ヘルガ・ハッフルパフ、ロウェナ・レイブンクロー、そしてサラザール・スリザリン

はじめのうち四人は和気藹々と協力していましたが、やがて意見の相違が生まれます。サラザール・スリザリンが、魔法教育は純粋に魔法族の家系にのみ与えられるべきだと主張し、この問題をめぐって二人は激しく言い争いました[1:2]

『ハリー・ポッターと秘密の部屋』第9章「壁に書かれた文字」

しばらくして、この問題をめぐり、スリザリンとグリフィンドールが激しく言い争い、スリザリンが学校を去ったのであります

重んじる資質

組分け帽子は、四寮を紹介する歌のなかでグリフィンドールをこう歌います[3]

『ハリー・ポッターと賢者の石』第7章「組分け帽子」

グリフィンドールに行くならば

勇気ある者が住う寮

勇猛果敢な騎士道で

他とは違うグリフィンドール

4年目の歌では、四人の創設者の出身地と気質が並べられます[4]

『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』第12章「三大魔法学校対抗試合」

荒野から来たグリフィンドール

勇猛果敢なグリフィンドール

同じ歌によれば、ゴドリック・グリフィンドールが自分の寮で何より重んじたのは勇気でした[4:1]

『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』第12章「三大魔法学校対抗試合」

グリフィンドールは勇気をば

何よりもよき徳とせり

5年目の歌でも、四人が誰を教えるかを述べるくだりで同じ基準が繰り返されます[5]

『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』第11章「組分け帽子の新しい歌」

グリフィンドールの言い分は、

「学ぶものをば選ぼうぞ。勇気によって名を残す」

7年目、剣を前にして立ちすくんだハリーは、この寮を決める資質が何であったかを自問し、1年目に聞いた歌の一節を思い出しました[6]

『ハリー・ポッターと死の秘宝』第19章「銀色の牝鹿」

真のグリフィンドール生だけが、帽子から剣を取り出してみせることができるのじゃ。そして、グリフィンドール生を決める特質とは、何だっただろう? ハリーの頭の中で、小さい声が答えた。勇猛果敢な騎士道で、他とは違うグリフィンドール。

監督生パーシー・ウィーズリーが新入生に述べた歓迎の言葉は、この寮の自負をそのまま言葉にしています[2:1]

ポッターモア J.K.ローリングからの新着コンテンツ「グリフィンドール寮 歓迎の言葉」

端的に言うと、グリフィンドールこそホグワーツで最高の寮だ。ホグワーツで最も勇敢な生徒がここに集ってくるんだ。たとえば、アルバス・ダンブルドアとか! そう、史上最高の魔法使い、ダンブルドアもグリフィンドール生だったんだ!

ポッターモアによれば、ネビル・ロングボトムの組分けのとき、帽子はすでにグリフィンドールと決めていましたが、当のネビルは勇敢さで知られるこの寮の評判におじけづき、ハッフルパフに入れてくれと望みました。二人の静かな争いは、帽子の勝ちで決着します[7]

組分け帽子は自分の判断を頑として曲げないことでも知られ、グリフィンドール生が臆病さを露呈しても決定を覆しません[8]。組分けに5分以上かかった生徒を指す「組分け困難者」の例として挙げられているのも、この寮にまつわる迷いです。ハーマイオニー・グレンジャーはレイブンクローとのあいだで4分近く、ミネルバ・マクゴナガルは同じ二寮のあいだで5分半、ピーター・ペティグリューはスリザリンとさんざん迷った末にグリフィンドールへ送られました[7:1]

評判

入学前の子どもたちにも、この寮の名前は届いています。1991年、ホグワーツ特急でハリーとロンの車室を訪れたハーマイオニー・グレンジャーは、自分の希望をこう話しました[9]

『ハリー・ポッターと賢者の石』第6章「9と3/4番線からの旅」

私、いろんな人に聞いて調べたけど、グリフィンドールに入りたいわ。絶対一番いいみたい。ダンブルドアもそこ出身だって聞いたわ。

ロン・ウィーズリーにとっては、家族が代々入ってきた寮でした[9:1]

『ハリー・ポッターと賢者の石』第6章「9と3/4番線からの旅」

「グリフィンドール」ロンはまた落ち込んだようだった。

「ママもパパもそうだった。もし僕がそうじゃなかったら、なんて言われるか。レイブンクローだったらそれほど悪くないかもしれないけど、スリザリンなんかに入れられたら、それこそ最悪だ」

レイブンクローの監督生ロバート・ヒリアードは、新入生への歓迎の言葉でこの寮に触れています[10]

ポッターモア J.K.ローリングからの新着コンテンツ「レイブンクロー寮 歓迎の言葉」

グリフィンドールはまあまあ。欠点をあげるとすれば、目立ちたがり屋ということかな。自分たちと違うものに対する寛容さという意味では、僕らよりずっと劣る。

ヒリアードは、風変わりな分野に打ち込むレイブンクロー生を笑いものにしてきたと指摘し、グリフィンドールには自分たちのような知的好奇心がないと続けています[10:1]

ハッフルパフの監督生ガブリエル・トゥルーマンは、闇の魔法使いを出した数の話でこの寮に触れました[11]

ポッターモア J.K.ローリングからの新着コンテンツ「ハッフルパフ寮 歓迎の言葉」

あのグリフィンドール(僕らと一番仲のいい寮)でさえ怪しい人を何人か輩出しているんだ。

スリザリンの監督生ジェマ・ファーレイは、両寮の関係をこう語りました[12]

ポッターモア J.K.ローリングからの新着コンテンツ「スリザリン寮 歓迎の言葉」

多くの人がスリザリンとグリフィンドールはコインの両面だって言うけど、私に言わせれば、グリフィンドールなんてスリザリンの後追いをしているだけよ。

ファーレイは続けて、サラザール・スリザリンとゴドリック・グリフィンドールは同じような生徒を大切にしたという説にも触れ、自分たちは思っている以上に似ているのかもしれないと述べています。そのうえで、互いを打ち負かすのを何より好む間柄だとも語りました[12:1]

この寮と勇気の結びつきそのものに異を唱えたのは、スリザリン出身の元校長フィニアス・ナイジェラスです。ハリーの5年目の冬休み、グリモールド・プレイスで、肖像画からこう言われています[13]

『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』第23章「隔離病棟のクリスマス」

「私の考え違いかね」フィニアス・ナイジェラスは尖った顎ひげを撫でながら言った。「グリフィンドール寮に属するということは、君は勇敢なはずだが? どうやら、私の見るところ、君は私の寮のほうが合っていたようだ。我らスリザリン生は、勇敢だ。然り。だが、愚かではない。たとえば、選択の余地があれば、我らは常に、自分自身を救うほうを選ぶ」

紋章・寮色

寮の紋章はライオン、寮色は緋色と金です。パーシーは新入生への歓迎の言葉で、紋章のライオンを百獣の王と呼んでいます[2:2]。1994年のハロウィーン、大広間には四寮の巨大な絹の垂れ幕が掛けられました[14]

『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』第15章「ボーバトンとダームストラング」

壁には各寮を示す巨大な絹の垂れ幕がかけられている――グリフィンドールは赤地に金のライオン、レイブンクローは青にブロンズの鷲、ハッフルパフは黄色に黒い穴熊、スリザリンは緑にシルバーの蛇だ。

大広間の飾りつけは、寮対抗優勝カップを獲得した寮の色に改められます。1992年の学年度末の宴では、それまで掲げられていたスリザリンの色がグリフィンドールのものに変わりました[15]

『ハリー・ポッターと賢者の石』第17章「二つの顔をもつ男」

ダンブルドアが手を叩いた。次の瞬間グリーンの垂れ幕が真紅に、銀色が金色に変わった。

巨大なスリザリンのヘビが消えてグリフィンドールのそびえ立つようなライオンが現れた。

ポッターモアの記事「色」によれば、四つの寮の色は四大元素とゆるく結び付けて選ばれています。赤と金のグリフィンドールが対応するのは火です[16]

グリフィンドール塔と談話室

談話室と寝室は、城の7階にあるグリフィンドール塔に置かれています[3:1][17]。入口は廊下の突き当たりに掛かる肖像画で、絵の中の女性に合言葉を告げると通してもらえます[3:2]

『ハリー・ポッターと賢者の石』第7章「組分け帽子」

廊下のつきあたりには、ピンクの絹のドレスを着たとても太った婦人の肖像画がかかっていた。

合言葉は寮生以外には知らされません。ハリーが持っていたリドルの日記が寝室から盗まれたとき、ハーマイオニーは犯人の見当をこう口にしました[18]

『ハリー・ポッターと秘密の部屋』第14章「コーネリウス・ファッジ」

だって――グリフィンドール生しか盗めないはずでしょ――ほかの人は誰もここの合言葉を知らないもの……

ポッターモアには、談話室に入る方法の複雑さが各寮の知的評判をおおよそ映しているという注があり、グリフィンドールは気まぐれな番人がいて合言葉がころころ変わる寮として挙げられています[19]

合言葉を正しく告げると、肖像画が手前に開いて壁の丸い穴が現れます[3:3]

『ハリー・ポッターと賢者の石』第7章「組分け帽子」

パーシーがそう唱えると、肖像画がパッと前に開き、その後ろの壁に丸い穴があるのが見えた。みんなやっとその高い穴に這い登った――ネビルは足を持ち上げてもらわなければならなかった――穴はグリフィンドールの談話室につながっていた。心地よい円形の部屋で、ふかふかした肘掛椅子がたくさん置いてあった。

談話室には暖炉とがたついた古いテーブルが並び、壁の掲示板には寮生への連絡が貼り出されます[5:1]。塔へは正面の肖像画のほかに近道もあり、ハリーたちは城の2階のタペストリーの裏をよく使っていました[20]。窓からは校庭を見渡すことができます[21]

寝室は談話室から男女別の扉に分かれ、螺旋階段を上った先の円形の部屋にあります。深紅のビロードのカーテンがかかった四本柱の天蓋つきベッドが、同学年の人数分だけ並んでいます[3:4]。女子は男子寮に入れますが、逆は仕掛けに阻まれます[22]

『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』第17章「教育令第二十四号」

ロンが六段目に上ったときだった。大声で泣き叫ぶような、クラクションのような音がしたかと思うと、階段が溶けて一本に繋がり、ジェットコースターのような長いつるつるの石の滑り台になった。

ハーマイオニーは『ホグワーツの歴史』を引いて、創始者が男子は女子より信用できないと考えたためだと説明しました。ロンは、ハーマイオニーが男子寮に何度も来ているのに自分たちは入れないのは不公平だと不満を述べています[22:1]

1993年のハロウィーン、入口の肖像画はシリウス・ブラックに切り裂かれました。ダンブルドアによれば、太った婦人は合言葉なしで通すことを拒んだために襲われたのです[23][24]。修復されるまでのあいだ、番人は交代しました[24:1]

『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』第9章「恐怖の敗北」

切り刻まれた「太った婦人」の肖像画は壁から取りはずされ、代わりにずんぐりした灰色のポニーに跨った「カドガン卿」の肖像画が掛けられた。これにはみんな大弱りだった。カドガン卿は誰かれかまわず決闘を挑んだし、そうでなければ、とてつもなく複雑な合言葉をひねり出すのに余念がなかった。そして少なくとも一日二回は合言葉を変えた。

翌1994年2月、ブラックはついに寝室まで入り込みました。ロンが目を覚まして叫んだために逃げましたが、カドガン卿はブラックが一週間分の合言葉を持っていたと証言します[25]

『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』第13章「グリフィンドール対レイブンクロー」

「ご婦人、一週間分全部持っておりました。小さな紙切れを読み上げておりました!」

マクゴナガルの追及に、震えながら手を挙げたのはネビル・ロングボトムでした[25:1]

『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』第13章「グリフィンドール対レイブンクロー」

「誰ですか」先生の声が震えている。「今週の合言葉を書き出して、その辺に放っておいた底抜けの愚か者は、誰です?」

ネビルはホグズミード行きを禁じられ、以後は合言葉を教えてもらえなくなりました。毎晩、誰かが一緒に入れてくれるまで談話室の外で待つことになります[26]。ブラックの側の事情は、6月に叫びの屋敷で本人の口から語られました[27]

『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』第19章「ヴォルデモート卿の召使い」

「ピーターを、わたしのところに連れてこようとした。しかし、できなかった。……そこでわたしのためにグリフィンドール塔への合言葉を盗み出してくれた……誰か男の子のベッド脇の小机から持ってきたらしい……」

合言葉を運んだのは、ハーマイオニーの飼い猫クルックシャンクスでした[27:1]。太った婦人はその後修復されて持ち場に戻り、護衛として警備トロールがつけられました。カドガン卿は解任されています[26:1]

寮監

ハリーの在学中、寮監を務めていたのは変身術のミネルバ・マクゴナガルです[28]。1996年、神秘部での戦いのあと聖マンゴから戻ったマクゴナガルは、玄関ホールでスネイプを前にして加点を告げました[29]

『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』第38章「二度目の戦いへ」

「では、五十点ずつ。ポッター、ウィーズリー兄妹、ロングボトム、ミス・グレンジャー」マクゴナガル先生がそう言い終らないうちに、グリフィンドールの砂時計の下半分の球に、ルビーが降り注いだ。

寮のゴースト

寮のゴーストは、ニコラス・ド・ミムジー‐ポーピントン卿こと「ほとんど首無しニック」です。ハリーの1年目、組分けを終えたばかりの新入生に、ニックはこう呼びかけました[3:5]

『ハリー・ポッターと賢者の石』第7章「組分け帽子」

さて、グリフィンドール新入生諸君、今年こそ寮対抗優勝カップを獲得できるようがんばってくださるでしょうな? グリフィンドールがこんなに長い間負け続けたことはない。スリザリンが六年連続で寮杯を取っているのですぞ!

生前は宮廷に仕える魔法使いでした。魔女狩りの時代、多くの魔法族が処刑を魔法で切り抜けたなかで、ニックは逃れられなかった一人です[30]

『吟遊詩人ビードルの物語』「魔法使いとポンポン跳ぶポット」註1

ニコラス・ド・ミムジー・ポーピントン卿(グリフィンドール塔のゴーストで、存命中も絶命時も当時の宮廷に仕える魔法使いであった)の場合は、杖を取り上げられて地下牢に閉じ込められ、処刑時に魔法を使って逃れることができなかった。

グリフィンドールの剣

校長室のガラスケースには、柄にルビーをはめ込んだ銀の剣が収められています。ハリーが2年目に組分け帽子から引き出したグリフィンドールの剣です[31]

『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』第30章「ペンシーブ」

かつてこの剣は、ハリーの寮の創始者、ゴドリック・グリフィンドールの持ち物だった。

ダンブルドアは、真のグリフィンドール生だけが帽子から剣を取り出せると語りました。7年目、凍りついた池の底にその剣を見つけたハリーは、この言葉を思い返しています[6:1]

寮の得点と寮対抗杯

寮の得点は玄関ホールの巨大な砂時計に表示され、グリフィンドールの分はルビーで示されます[29:1]

ハリーが入学した1991年の時点で、寮対抗優勝カップはスリザリンが6年連続で獲得していました[3:6]。1年目の学年度末の宴は、その記録が途切れた夜になります。ダンブルドアは賢者の石をめぐる一件を踏まえてハーマイオニー、ロン、ハリーに加点し、グリフィンドールをスリザリンと同点に並ばせたうえで、最後にもう一人の名を挙げました[15:1]

『ハリー・ポッターと賢者の石』第17章「二つの顔をもつ男」

「敵に立ち向かっていくのにも大いなる勇気がいる。しかし、味方の友人に立ち向かっていくのにも同じくらい勇気が必要じゃ。そこで、わしはネビル・ロングボトム君に一〇点を与えたい」

この受賞は、グリフィンドールにとって7年ぶりのスリザリン撃破でした[28:1]。翌1993年にはハリーとロンが200点ずつ稼いで2年連続の獲得となり[32]、1994年にはクィディッチ優勝戦での成績もあって3年連続を果たします[33]。同じ年の秋、新入生を迎えたニックが連勝の途切れを案じたのはこのためです[4:2]

1997年のクィディッチ杯は際どい情勢でした。最終戦の相手はレイブンクローで、100点を超える差で負ければ二世紀ぶりの最下位という状況です[34]。ハリーはスネイプから罰則を科されて出場できませんでした。罰則の時刻を告げたスネイプは、去り際にこう言い残しています[34:1]

『ハリー・ポッターと謎のプリンス』第24章「セクタムセンプラ」

「哀れなグリフィンドールよ……今年は気の毒に、四位だろうな……」

罰則を終えて談話室に戻ったハリーを、勝利の知らせが迎えます[34:2]

『ハリー・ポッターと謎のプリンス』第24章「セクタムセンプラ」

「勝ったんだ! 四五〇対一四〇! 勝ったぞ!」

ホグワーツの戦い

1998年、大広間にヴォルデモートの声が響き、ハリーの引き渡しが要求されると、スリザリンのテーブルからパンジー・パーキンソンが立ち上がってハリーを指さしました[35]

『ハリー・ポッターと死の秘宝』第31章「ホグワーツの戦い」

ハリーが口を開くより早く、周囲がどっと動いた。ハリーの前のグリフィンドール生が全員、ハリーに向かってではなくスリザリン生に向かって立ちはだかった。次にハッフルパフ生が立ち、ほとんど同時にレイブンクロー生が立った。

舞台裏

J.K.ローリングは自身の公式サイトで、どの寮に入りたいかと問われてグリフィンドールと答え、その理由に、自分は勇気を何よりも大切にしているからと述べています[36]

グリフィンドール寮出身の人物

おおよそ時代順に並べています。

名前 年代 説明
カドガン卿 中世 肖像画が城内にある。太った婦人の代役を務めた。
ほとんど首無しニック 15世紀 寮のゴースト。ニコラス・ド・ミムジー‐ポーピントン卿。
アルバス・ダンブルドア 1892年~1899年 ホグワーツ校長を務めた。
セレスティナ・ワーベック 1928年~1936年 「歌う魔女」。
ルビウス・ハグリッド 1940年~1943年 3年生のとき退校処分になった。のちに森番、魔法生物飼育学の教授。
ミネルバ・マクゴナガル 1947年~1954年 変身術の教授。グリフィンドールの寮監。
アーサー・ウィーズリー 1961年~1968年 魔法省の役人。ロンの父親。
モリー・ウィーズリー 1961年~1968年ころ 旧姓プルウェット。ロンの母親。
メリー・マクドナルド 1970年代 リリー・エバンズと同年代の魔女。
ジェームズ・ポッター 1971年~1978年 ハリーの父親。忍びの者たちの一人。
シリウス・ブラック 1971年~1978年 ジェームズ・ポッターの親友。忍びの者たちの一人。
ピーター・ペティグリュー 1971年~1978年 忍びの者たちの一人。のちに死喰い人となった。
リーマス・ルーピン 1971年~1978年 忍びの者たちの一人。のちに闇の魔術に対する防衛術の教授。
リリー・エバンズ 1971年~1978年 ハリーの母親。
ビル・ウィーズリー 1982年~1989年 ロンの一番上の兄。首席。
チャーリー・ウィーズリー 1984年~1991年 ロンの二番目の兄。クィディッチ寮代表チームのキャプテン。
オリバー・ウッド 1987年~1994年 クィディッチ寮代表チームのキーパー、のちにキャプテン。
パーシー・ウィーズリー 1987年~1994年 ロンの三番目の兄。監督生、のちに首席。
アリシア・スピネット 1989年~1996年 クィディッチ寮代表チームのチェイサー。
アンジェリーナ・ジョンソン 1989年~1996年 クィディッチ寮代表チームのチェイサー。のちにキャプテン。
ケネス・タウラー 1989年~1996年 フレッドのいたずらで全身がおできだらけになった。
ジョージ・ウィーズリー 1989年~1996年 ロンの兄。フレッドとは双子。
フレッド・ウィーズリー 1989年~1996年 ロンの兄。ジョージとは双子。
リー・ジョーダン 1989年~1996年 フレッドとジョージの親友。クィディッチの試合の解説者。
アンドリュー・カーク 1990年代 クィディッチ寮代表チームのビーター。
リッチー・クート 1990年代 クィディッチ寮代表チームのビーター。
ジャック・スローパー 1990年代 クィディッチ寮代表チームのビーター。
ビッキー・フロビシャー 1990年代 クィディッチ寮代表チームの入団テストを受けた。
ケイティ・ベル 1990年~1997年 クィディッチ寮代表チームのチェイサー。
コーマック・マクラーゲン 1990年~1997年 ロンと寮代表チームのキーパーの座を争った。
リーアン 1990年~1997年 ケイティ・ベルの友人。
シェーマス・フィネガン 1991年~1998年 ハリーの同級生。
ディーン・トーマス 1991年~1997年 ハリーの同級生。
ネビル・ロングボトム 1991年~1998年 ハリーの同級生。ダンブルドア軍団のメンバー。
パーバティ・パチル 1991年~1998年 ハリーの同級生。双子の姉妹パドマはレイブンクロー生。
ハーマイオニー・グレンジャー 1991年~1997年、1998年~1999年 ハリーの親友。
ハリー・ポッター 1991年~1997年 「生き残った男の子」。クィディッチ寮代表チームのシーカー。
ラベンダー・ブラウン 1991年~1998年 ハリーの同級生。
ロン・ウィーズリー 1991年~1997年 ハリーの親友。
コリン・クリービー 1992年~1997年 ハリーの1学年下。ホグワーツの戦いで命を落とした。
ジニー・ウィーズリー 1992年~1999年 ロンの妹。のちにハリーと結婚した。
ジミー・ピークス 1994年~2001年 クィディッチ寮代表チームのビーター。
デニス・クリービー 1994年~1997年、1998年~2002年か コリン・クリービーの弟。組分けの前に湖に落ち、大イカに助けられた。
デメルザ・ロビンズ 1994年~2001年 クィディッチ寮代表チームのチェイサー。
ナタリー・マクドナルド 1994年~2001年 1994年に入学した。
ロミルダ・ベイン 1993年~2000年 ハリーに惚れ薬入りのチョコレートを贈ろうとした。
ユーアン・アバクロンビー 1995年~2002年 ハリーが5年生のときに入学した。
ジェームズ・シリウス・ポッター 2015年~2022年 ハリーとジニーの長男。

登場・言及箇所

脚注


  1. 『ハリー・ポッターと秘密の部屋』第9章「壁に書かれた文字」 ↩︎ ↩︎ ↩︎

  2. ポッターモア J.K.ローリングからの新着コンテンツ「グリフィンドール寮 歓迎の言葉」 ↩︎ ↩︎ ↩︎

  3. 『ハリー・ポッターと賢者の石』第7章「組分け帽子」 ↩︎ ↩︎ ↩︎ ↩︎ ↩︎ ↩︎ ↩︎

  4. 『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』第12章「三大魔法学校対抗試合」 ↩︎ ↩︎ ↩︎

  5. 『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』第11章「組分け帽子の新しい歌」 ↩︎ ↩︎

  6. 『ハリー・ポッターと死の秘宝』第19章「銀色の牝鹿」 ↩︎ ↩︎

  7. ポッターモア J.K.ローリングからの新着コンテンツ「組分け困難者」 ↩︎ ↩︎

  8. ポッターモア J.K.ローリングからの新着コンテンツ「組分け帽子」 ↩︎

  9. 『ハリー・ポッターと賢者の石』第6章「9と3/4番線からの旅」 ↩︎ ↩︎

  10. ポッターモア J.K.ローリングからの新着コンテンツ「レイブンクロー寮 歓迎の言葉」 ↩︎ ↩︎

  11. ポッターモア J.K.ローリングからの新着コンテンツ「ハッフルパフ寮 歓迎の言葉」 ↩︎

  12. ポッターモア J.K.ローリングからの新着コンテンツ「スリザリン寮 歓迎の言葉」 ↩︎ ↩︎

  13. 『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』第23章「隔離病棟のクリスマス」 ↩︎

  14. 『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』第15章「ボーバトンとダームストラング」 ↩︎

  15. 『ハリー・ポッターと賢者の石』第17章「二つの顔をもつ男」 ↩︎ ↩︎

  16. ポッターモア J.K.ローリングからの新着コンテンツ「色」 ↩︎

  17. 『ハリー・ポッターと賢者の石』第9章「真夜中の決闘」 ↩︎

  18. 『ハリー・ポッターと秘密の部屋』第14章「コーネリウス・ファッジ」 ↩︎

  19. ポッターモア J.K.ローリングからの新着コンテンツ「ハッフルパフの談話室」 ↩︎

  20. 『ハリー・ポッターと謎のプリンス』第14章「フェリックス・フェリシス」 ↩︎

  21. 『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』第31章「ふ・く・ろ・う」 ↩︎

  22. 『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』第17章「教育令第二十四号」 ↩︎ ↩︎

  23. 『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』第8章「「太った婦人」の逃走」 ↩︎

  24. 『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』第9章「恐怖の敗北」 ↩︎ ↩︎

  25. 『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』第13章「グリフィンドール対レイブンクロー」 ↩︎ ↩︎

  26. 『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』第14章「スネイプの恨み」 ↩︎ ↩︎

  27. 『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』第19章「ヴォルデモート卿の召使い」 ↩︎ ↩︎

  28. 『ハリー・ポッターと秘密の部屋』第5章「暴れ柳」 ↩︎ ↩︎

  29. 『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』第38章「二度目の戦いへ」 ↩︎ ↩︎

  30. 『吟遊詩人ビードルの物語』「魔法使いとポンポン跳ぶポット」註1 ↩︎

  31. 『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』第30章「ペンシーブ」 ↩︎

  32. 『ハリー・ポッターと秘密の部屋』第18章「ドビーのごほうび」 ↩︎

  33. 『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』第22章「再びふくろう便」 ↩︎

  34. 『ハリー・ポッターと謎のプリンス』第24章「セクタムセンプラ」 ↩︎ ↩︎ ↩︎

  35. 『ハリー・ポッターと死の秘宝』第31章「ホグワーツの戦い」 ↩︎

  36. J.K.ローリング公式サイト「F.A.Q.」 ↩︎